全く逆の立場になっても俺の思いはもう既に決まっています!
タオ
プロローグ〜謎の美少女「僕の英雄」
僕は小学校5年生の時からいじめを受けていた。
それはとても酷く毎日ボロボロになりながらも、家族にバレたくなくて、必死に隠して来た。
そしていつ死のうか考えていた時、僕の人生を変える一大事件が起きた。
「ちょっとそこの男子!何してるの?こんなことしていいと思ってるの?」
「!……」
教室に鳴り響く甲高い声。
それと同時に周りが静かになる。
「これって立派ないじめじゃない!..あなた大丈夫?」
と告げながら女の子は何も言えなくて怯えていた僕をいたわってくれた。そして
「あなた達はいじめてるつもりがなくても、やられている側がいじめられてるって言ったらあなた達は悪くなるのよ?」
「…………」
と冷えた低い声でいじめていた男子に言いそして睨みつけるように目を細め
「それが嫌ならこれからこんな事辞める事ね。」
「…………」
と捨て台詞のように放ち僕を職員室まで連れていってくれた。まさか女が男を庇うとは思わず俺をいじめていた奴らは唖然とし、一言も喋らないままその場で立ち尽くしていた。
そして一緒に職員室まで来ててくれて彼女が振り返り帰ろうとした時に彼女がとても優しい声で励ましてくれた。
「今まで辛かったよね?でももうこれでいじめられないと思うから安心してね?」
と彼女はそう言い颯爽とその場を立ち去った。
そのあと僕は先生方に僕がされてきた事を全て話し、今日はもう帰れとの事で学校から帰ってきた。
家に帰ってきてから、僕は彼女の事が頭から離れなくなっていた。
「確か名前は……っ!聞くの忘れた!!」
だが彼女はすごく綺麗で優しくて堂々としていた。それだけよく覚えている。明日直接会って精一杯感謝の気持ちを伝えよう。と思いベットに倒れる
そこでふと今までいじめてきたやつ達の顔が浮かびとても腹が立ち、僕はこのままではダメだと思い
この日から何事にも一生懸命に頑張ろう何事にも妥協してはダメだと思うようになった。
それが柊桜雅が中学1年の秋時の話であった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます