「聞こえ」を含む小説

ある日、10人の男女が目を覚ますと、見知らぬ場所に閉じ込められていた。彼らの耳には奇妙な装置が取り付けられており、外の音が一切聞こえない。突然、部屋の中央にあるスクリーンが点灯し…

木々が生い茂り、手入れが行き届いていないのか地面は膝丈にもなる草が沢山生えている。今思えば獣道より酷いかもしれない。 「息を止めて5周でしょ？」 「うん」 「かなり距離があるね…

個人が簡単にインターネットでショップをオープンできる時代。 イラストやハンドメイドのアクセサリーなど、自分の好きな値段で好きなように販売できる。 今回はそんなネットショップに関す…

prologue ＿ある日の昔夕日が刺し光るとき＿ 息が上がる自分は何をしているんだろう口の中が血の匂いに覆われていく空気が薄いような気がする此処は何処だろうかでもただ一つ分かる…

　木下　優、大学３年、二十歳、大学入学と同時に探偵業を始めた。 　けど、下請けは厳しい、依頼が無い、お金が無い、ひもじいぃー。 　そんな日々の夕暮れ時、公園の黄色い遊歩道を散歩し…

　長かった。いや、時間にすれば一年なんて、あっという間に聞こえもする。 「ようやく帰れる……」 ※尾岡れきさんの自主企画「大人のためのカクヨム甲子園2024非公式」第１回目「…

混線したラジオから聞こえてくる英会話みたいに流してくれてけっこうです。

波の音は少しずつ確実に近づいてくる…

小学校の教室で、休み時間に自作ゲームに興じる紘たち。 ついにはラスボス魔王を倒したのだけど、その直後、不思議な声が聞こえて、魔王を倒した武器に呪いがかけられた？！ 他愛のない…

　ベランダに出て、煙草を吸う。ねっとりと肌に絡みつくような湿気と熱気に、眉をひそめる。半開きにした窓の中からは、かちゃかちゃと食器が触れ合う音や、水の流れる音が聞こえてくる。姉が…

　生き返る死体を殺したら、殺人ですか？　罪ですか？ 　死者が生者を襲う、そんな創作物でよくあるゾンビモノのような事態に遭遇した主人公。 　生き残るために、ゾンビのようになった…

本当の恐怖は、このお話が終わったあとでした…

　夜が深まり眠りにつく頃に隣の部屋から眠りを誘うようなノクターンが聞こえてくる。 拓也にとってはこの曲は子守唄のようだった。 この曲を聞き深い眠りに着いた。そして、この曲を流して…

※全然重くないです。シリアスじゃないです。 生まれつき耳が聞こえない雪峰四季は幼少期のいじめが原因で高校生活にうまく馴染めずにいた。 明らかに日本人離れした四季の容姿は白い髪に…

高校生の翔太は、夏休み直前にタバコを吸っているところを体育教師のゴリ沢に見つかってしまう。退学処分を避けるため、翔太は夏休み中毎日学校に来て校舎の掃除と草むしりをすることになった…

カクヨム公式自主企画『怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語』参加作品です。 これは、かつて自分が体験した金縛りの話。完全ノンフィクションとなります。 しかもただの金縛りではな…

それ、こっちの攻撃方法じゃないのかよ(T_T)……と絶望したある夜。何とか無事に済んだと思ったのに…… 見えたり聞こえたりする方ではないつもりだけど、不思議な目には稀によく遭い…

友人の家に遊びにいった時のこと。窓の外から風鈴の音が聞こえてきました。上の階の独り暮らしのおばあちゃんの風鈴らしいのですが……。 脚色していますが基本は実話です。と言っても、事件…

光の王国フィルニア。代々この城下町でパン屋を営んでいた家族に突然の不幸が襲った。 　働き盛りの両親が、馬車の事故で突然亡くなってしまったのだ。息子のティルミオと娘のティティルナ…