耳が聞こえない私は彼女たちの溺愛におびえている
ガウテン(男)
耳が聞こえない私
※初投稿です。完全に自己満の物語です。
シリアスじゃないです。
私、
自分で言うのもなんだが私は顔が整っているほうだと思う。それに髪の毛や目の色が日本人のそれとは違い少し派手だ。
そういうこともあり小さい頃は周りの子たちとは違う容姿に、耳が聞こえないということもあり、いじめられていた。
いじめといっても暴力とかはなく、暴言(聞こえないけど)や私物等を隠されるなど遠巻きないじめばかりだった。
だが、いくら暴力とか直接的ではないにしろ幼い私の心に傷をつけるのには十分だった。
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長い夏休みが終わり二学期が始まって数日。まだ平和だった。
本は良い。耳が聞こえない私が純粋に楽しめるのは本だ。
そして、本を読んでいる間は耳が聞こえないということを少しだけよかったと感じることができるからだ。
周りの
最近では西野圭吾のママレードホテルという推理小説にはまっている。
私はいま朝の教室で一人本を読んでいる、、、いや読んでいた。
物語に没頭していたら周りに人が来ていることに気が付かなかった。
今日も来てしまったのだこの時間が。最近は気を付けていて、図書室なりトイレなりに隠れるが、あいにく今日は司書さんがいなく、また家の事情で早い時間に登校してしまっていたため、トイレの長時間滞在には気分が乗らなかった。
顔を上げるとそこには、二人の少女がいた。
片方は肩ほどまであるボブカットの髪を脱色しているのか、少し茶色みがかった色の活発そうなかわいらしい少女。もう一方は黒いきれいなショートをサイドで編み込んでいる美しい少女。
この二人はかわいい物好きな双子で有名だ。かばんにはアニメや漫画のキャラの小さいぬいぐるみや、キーホルダーがたくさんつけられている。
とてもじゃないが悪い子たちには見えない。だがこの二人私をいじめるのだ。
この二人はほかの子たちよりもひどい。
いつも私の読んでいる本を取り上げ、さらには私と自前のホワイトボードで会話をしようと試みてくる。
そっとしておいてほしい。小さい頃の影響でわずかだが
髪が少し茶色い少女、「
『ちょっとついてきて。』
と、無愛想な字で書かれていた。
もちろん私には拒否権がないのでついていくにきまっている。が、これからのことを思うとやはり体が緊張で硬直している。
頭では物事を考えられているが、心臓の鼓動はバクバクと激しく波打っていて、とてもじゃないが今すぐは無理そうだ。まさに「
"今は無理"と自分のホワイトボードで伝えようとしても、腕は動かない。何とか首を横にふり、"今はいけない"と伝えたが、
隣にいるきれいな黒髪の「
数秒か数十秒か過ぎたころようやく体の緊張がほぐれてきて、体が動くようになってきた。先ほども言ったが私に拒否権はない。急いで自分のホワイトボードを取り出し、
『わかりました。』
と、字を書いて二人に見せた。
気のせいだろうか。二人の表情がどこか"ほっと"
その字を見た二人が教室を出ていく。急いで後を追いかけた。やはりいつもの場所だ。
うちの高校は生徒数に比べ無駄に大きく、空き教室が何個かある。
二人はそのうちの一つに入り、私を椅子に座らせた。
始まる、始まってしまう拷問のようなこの時間が。
私は軽度な対人恐怖症だ。話しかけられたり、人に触れられたりすると固まってしまう。
私は目を固く閉じ、祈った。早くこの時間が終わりますようにと。
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初めまして「ガウテン」と申します。
この物語は冒頭にも記した通り、完全に自己満です。
それと、思いつた端から書いていくので何かきもい文章あると思います。
では、また。
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