記憶の彼女
〈
─10歳(回想)─
夏の暑い日だった。その日は少し遠出をして大きな公園にピクニックに来ていた。母たちは木陰で休んでおり、私は双子の妹と二人で公園を散歩している。妹は最近ボーっとしていることが多い。今も私が止めなかったら小さな池に落ちていただろう。それになんだか最近妙に大人びている。たぶんドラマかなんかの影響だろう。
少ししたら妹がトイレに行きたいと言い出した。
二人で公衆トイレに向かい、私はトイレの入り口で妹を待っていた。すると彼女は現れた。
私は彼女を見たとき体中に
彼女は美しい白の髪に、大きく
自分で言うのもなんだが、私たち双子は顔立ちが整っている。同年代の子役とかでテレビに出てる子たちより頭一つ、二つ分くらいは抜けているであろう。そんな私の容姿がかすむくらい彼女は美しかった。
彼女のすべてが特別に思えた。美しい白い髪も少し
多分彼女はそういう周りとは違うところにコンプレックスを抱えていただろう。だが、そんなこと私には関係なかった。
これが私の一番記憶に残っている幼いころの思い出だ。
たった数秒、たった一回。だが、私を、私の心を歪ませるのには十分すぎた。彼女と話したい、彼女に触れたい、彼女と仲良くなりたい。そして彼女が欲しい。
─16歳─
あの日から私は、彼女のことを思わなかった日はない。
それほどまでに彼女に恋焦がれていた。
高校入学の日。私は運命というものを知った。
双子の妹と二人で登校し、クラスを確認しに玄関に向かった。そこに彼女はいた。会えたことのうれしさより驚きが勝った。
そしてなぜか妹も驚いていた。
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どうも「ガウテン」です。
物語を作るのは難しいですね。
自分で書いた文章なのにムカついてきました。
では、また。
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