「箱もの」を含む小説

混沌は好きですが、混同は嫌ですね。

私の名前はシュレーディンガー。記憶はない。 気がつくとそこは暗闇の中。 遠くにある光点だけを頼りに足を進めていくのだが……。

惑星チョコレートって、知ってる？ 綺麗な箱の中に、小さな宇宙が詰め込まれてる。 そうそう、宇宙といえば、宇宙では時間の流れがそれぞれ違うんだって。 地球と、火星、金星、その他もろ…

鉈音のお題箱（https://odaibako.net/u/natanenatatane）より。 ジャンルは様々になるんじゃないかなと思うので、詩・童話・その他にしてあります。

詩×エッセイの掌編集。幼少時代のわたしが大切にしていたものを再び手にすることができたら、あのときと同じく宝のように感じることができるのだろうか。なんでも輝いていた特別なあのときの…

カップ麺の焼きそば3個、レンジで温めるご飯3個、ファミリーパックのアイスクリーム3箱、プロセスチーズ5パック、いわしせんべい1袋。 手元にあるこれらの食料のすべてがなくなったら死…

　気がつくと、僕は箱の中にいた。

中学を卒業した月島万結羅は、ある日おばあちゃんから入学祝のプレゼントを貰いました。 箱の中から出てきたのは、銀の靴。 あの、『オズの魔法使い』の銀の靴。 さらに明らかになっていく…

　霊力取り込みの関係で際どい装束を纏う巫女達が住む雅華神社。その中でも包容力と母性に溢れたおっとり巫女・小百合は多くの同僚から姉のように慕われていた。しかしその性格故に非常に隙が…

幼い頃、冷蔵庫には永遠の魔法がかかっていると思っていた。 勿論、今は違うと分かっている。冷蔵庫の仕組みだって知っているし、動力がなければただの無機質な箱だ。 それでも、時折考えて…

殺伐感情戦線第6回「冷蔵庫」より おねーさんにおいしいものを食べさせてもらうおちびさんの話だよ、よろしくね。 2021/09/05　違法コピーサイト発見にともなう対応 本作の…

※ 短編『カタワレをさがして』のエクストラストーリー（おまけ）です。 俺の高校にある七不思議――『下駄箱のカタワレチョコ』を乗り越えてから、一ヶ月後。 俺、蔵本裕也は、その真実…

出会いと別れを繰り返し 16度目のこの春は、 地獄の寒冬、憂さ晴らし 私が発表いたします。 来たる日曜、入学式式は ちょっと遅めの満開宣言！ あっぱれぺタッと関口宏 しかし当日迎…

白い壁で覆われた小さな部屋の中、少女は抱えた箱を覗き込む。 (KAC2020 5回目お題：どんでん返し)

大学生ヒロは少し酔った頭で現生人類の歴史を頭に思い描こうとします。 人類がアフリカから全世界に生息域を広げていった期間は６万年。 なぜ、そんなことを考えているかというと人生で初め…

ヤンデレな母と連続猟奇殺人犯の父の間に生まれた息子、夜沢楽造20歳 彼の両親は夜沢が産まれてから5年経った日に父親が捕まり、そして法廷でヤンデレの母が父親を刺して夫婦仲良くブタ箱…

放課後、山岸は佐伯の下駄箱にラブレターを入れた。 翌朝、自身の下駄箱を開けると、そこには昨日出したはずのラブレターが。 突き返されたのだと一瞬落ち込む山岸だったが、しかしよくみる…

その部屋にいる子どもは｢家族｣を築いていた。誰も知らない部屋で愛を知らない子ども達は花火を見る。

【KAC20201】本作は一話かぎりの短編小説です。 ライトノベルと文学作品の中間あたりを狙いました。 性別年齢問わず、幅広い読者層にお楽しみいただけます。