「ＫＡＣ20243」を含む小説

私の家には奇妙な部屋がある。 仏間の隣にある和室なのだが、さして広い家でもないのに物も置かれず、かといって客間として使われることもない。なぜかそこだけ、がらんどうのままただただ放…

大切なものをしまっておくための、触れることも見ることもできないもの。 KAC2024 3回目参加作品。 お題:箱

「ボックス、ボックス」と咳をした。

『処分してほしい端末がある』 よくある依頼だが、回収に向かう直前に急用が入ってしまうとは予想外であった。しかし、その程度では慌てない。こういう時は素直に外部を頼るのが一番の近道…

　猫好きには絶対に許せない思考実験「シュレディンガーの猫」。 　それは量子力学の「不確定性」を説明するために使われる鮮やかな比喩なのだが。 　これ、「猫」と「箱」じゃないとダメで…

　【KAC20243】『箱』参加作品。 　 　私は、１２歳の時に。お祖父ちゃんから透明な箱を託された。 　ガラスかアクリルで出来た透明な箱。 『託されたトコロで。私にはただの透…

【KAC20243　参加作品】　テーマ　「箱」 仁川透琉は先日企業主催のコンテストに出した製作物が準優勝する通称ロボニクス研の部長。 パソコンを使ってのプログラミングも、新しい…

ゴミ屋敷で足の踏み場もない女子高生の部屋に男が片づけにやってくる！！

KAC2024 お題「箱」参加作品

ミナトとサユリのカフェでの少しほっこりする恋愛話です

箱・物を入れるための容器。完全な方形または多角形の面で構成されている。 今回は異世界風のお話になります。 今回は変わったペットを飼いたくなった冒険者がそれを捕まえに行くお話…

賞味期限の切れた中が見えないお菓子の箱からシュレーディンガーの猫を調べてみた。 間違ってたらすみません。 ※　2024年3月12に第1話を書き直しました。

ずっと近くにいた、これから遠くなるであろう人への想い。こんなもん持ってても辛くなる。 夕陽と煙が目に滲みるぜ。 バカヤロー！と叫びたい。

　文芸部の部室に音無響美ちゃん(愛称ぴよぴよちゃん)が入って来た。何やら落ち込んでいる様子だ。 　気になった私が 「どうしたの？」 と訪ねたところ……★ 　句読点無しで話すバル…

KAC20243 参加作品

ある日、僕は仕事場に向かう途中でホームレスに腕を掴まれた。 ホームレスはうわ言のように「箱から出してくれ」と呟いていた。

薬指をパクってた男が薬指パクられる話。ちょっとだけ痛い描写あり。

　その箱は、あからさまに空だった。と、思う。 　で、なければ、あんな罠には引っ掛からなかった、と思う。 　まぁ、反省点だな……

KAC2024　第3回 お題「箱」 応募作品です。