「見えない 夢」を含む小説

　堀慎太は夜、火の玉にあって話を聞くという夢を見た。その夢の中で、自分はカニ怪人になっていた。 夢のことを友人、飯島洸に相談するも、『夢は夢でしょ？』と言われる。しかし、夢に原付…

大きくなったら……と夢に胸を膨らませていたはずが、気づけば小さいまま大人になってしまった芹沢佳穗。 デザイナーとして細々と生活する彼女のもっぱらの悩みは、なにをするにも小学生女…

装甲探偵。それは獣の身体を装甲に隠し、同じく獣に堕した者を打ち砕く者。 そんなもう一つの顔を持つ私立探偵、ジョーンズ・デラホーヤが送る、理不尽な死と余計な気苦労に満ちた町の日々…

『おもひつつ寝ればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを　　小野小町』 ・この和歌を元にして書いく。 ・想定としては、小説、詩、考察など。 https://kakuyomu.…

2010年～2011年ごろ？に書いて、2013年のコミティアで出した薄い本の再掲です。 夏目漱石の『夢十夜』が好きすぎて、同じ構成で短編を十個書きました！というだけの作品です。…

ぼんやりと見えて、最後は消えるのかもしれない。

得体のしれないままのお話 第１話目　おなり様 中３で転校した学校のよくわからない習わし。毎日見た目が変わるんですそれは⋯⋯ 第２話目　僕と猫 猫がしゃべった 第３話　SN…

ある日、黒猫を拾った雫川琴音。部屋から脱走した猫を追っていくと、たどり着いたのは夢乃屋という魔道具を扱う専門店。「こんなに早く後継者が見つかるなんて。ほっとしたわ」「この店の主が…

『探求士』とは 老年期の男性曰く、「好き勝手に生きる我儘な粗暴者」 老年期の女性曰く、「家庭さえも顧みないろくでなし」 青年期の男性曰く、「己の生き方そのもの」 青年期の女性曰…

これは既発表の「渋谷少女Ａーイントロダクション」の続編です。霊界の東京から現実の東京に舞台を移しての新たな展開…田中茂平は６９才になっていますが現世に復帰したA子とB子は果してあ…

秋と冬の境界、冥界と繋がる日。 死者は生者の領域へとやってくる。その対策をするのは死霊術師の役目だった。 「コープスホワイト」本編終了後の番外編です。 本編はこちら。 ht…

主人公・林由起子は大学一年生の夏、中学時代のクラスメイト・木村辺蓮の訃報を聞いた。 その死をきっかけに、由起子の記憶は四年前の一夜の幻想に引き込まれていく—— ※恋愛要素ないで…

　夢月七海さま主催『同題異話・十月号　　秋に鳴らす鍵盤』 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093085939171557 に参加していま…

佐伯彩奈は、物に囲まれた生活を送っていた。しかし、心はいつも満たされず、仕事に追われる日々の中で「本当に必要なものは何か？」と問いかけ始める。ミニマリズムに目覚めた彩奈は、自分に…

かつてあった大戦から１００年後、あらゆる諸侯たちが王に即位し皇帝の権威は失墜にあり、人々は戦乱を望まず平和な時が過ぎたが、形而上の戦いが見えない世界であるのを知らない。それが現世…

　〈選ばれし者〉――それがアケビたちに与えられた称号だ。 　たまたま同じ教室にいただけの十二人の少年少女は、異世界〈エンプティス王国〉へ召喚され、世界を渡って訪れた〈選ばれし者〉…

◆あらすじ（梗概） 　十九歳の高塔秘（たかとう・ひそか）は大学の演劇部で人間関係に失敗して飛び出し、転倒した自転車の車輪の下で雨に濡れつつ絶望していた。中一で家出した美しい少年…

　和泉栄太（イズミ）は新卒１年目の会社員。とある夢を追いかけ、地元を離れて就職していた。 　夏のある日、地元に帰省していたイズミは、偶然幼馴染のれもんと再会する。れもんは眩しいほ…

舞台は近未来の日本。 普通の人には見えないものが見えるかもしれないと自覚している石田洋一朗は不穏な噂が流れているある中学校で教員をしていた。 ある日、退勤途中のバスから路上に立…

少しだけ先の未来。 東京で猟奇的な殺人事件が多発する。 犠牲者の遺体は、みな奇妙な形に損壊されている。 美人は顔を酸で溶かされ、スポーツ選手は手首を切断され、高学歴エリートは頭…