アタシウス戦記

かつてあった大戦から１００年後、あらゆる諸侯たちが王に即位し皇帝の権威は失墜にあり、人々は戦乱を望まず平和な時が過ぎたが、形而上の戦いが見えない世界であるのを知らない。それが現世でも顕在化し、神々の動きも明らかになろうとしていた。ヨーク王家の多くの王子たちが自らの命を守り、王権を狙おうとしていたが御簾にある王はどこにもないことに気づく。皆、何を見ているのだろうか。生き残りの王子たちが、何をもって剣を交えるだろうか。この戦いの予感に主教たちが動き出す。