「画面」を含む小説

「顔のない所に顔があるよ」 息子の健太がデジカメを私達に向けながら不思議な事を言った。 見ると、画面の中で顔のない場所に顔認証が反応していた。 「ポチ太かなぁ」 小首を傾げながら…

俺（夢乃　清光）には１人の妹がいる。 夢を追いかけて失敗した自分とは違い、コツコツと勉強をする真面目な妹。 頼まれていた買い物を済ませ、妹に報告しようと部屋に入るとパソコンの…

朝起きたら自宅に見知らぬ美女がいた。 その美女は俺のステータスを教えてくれる存在らしい。 訳が分からないので、ネットで調べてみた。 すると、地球にダンジョンができていることが分…

会社員の鮫川康太は、夜の電車で男が落としたスマホを拾う。 ふとスマホのロック画面を見ると、その男と、康太の妻である冴子のツーショット写真が壁紙になっていた。 康太は冴子の不倫を疑…

あなたは今、この文章を、どうやって読んでいるでしょうか。直接画面を見ている、又は、誰かに読んでもらっている、というのが、ほとんどだと思います。 だがもし、全感覚器が不能になったら…

　ある日、エメラルドを模したお守りに感謝を捧げつつパソコンを開くと、その画面には―― 　三分で読めるショートショート

　大学の学園祭で出す文芸誌の原稿に悩む〝私〟は、図書館でパソコン画面に向き合っていた。とりあえず文章を連ねてみるが、話は一向に固まらない。悩む〝私〟の前に現れる〝先輩〟。そのヒト…

主人公「岡田裕太」はいつも通っている弁当屋「ほっと亭」の看板娘「宮崎愛」に片思いしていた。 その思いを相談できる友人もいない彼は、自身のスマホに入っている対話型AIチャットアプリ…

『あんっ♡あんっ♡気持ちいいよぉ♡』　 なんだ、これは。 とある土曜日。画面の向こうで行われてる行為に目を奪われながら、俺こと初小岩実は驚愕していた。 俺宛の名前で送られてきた…

あらすじ 画面の向こうの相手に今日もおぎゃる。 それだけが生き甲斐なのだ。 君におぎゃる。 君は今日もおぎゃられてうんざりする。 でも…。 ここから始まる二人のストーリー。 …

　トラックにはねられて一瞬エルフのいる異世界に転生しそうになった羽根木叶也（はねぎ　かなや）だったが、そこで出会ったエルフ美女に体に電流を流されて気絶した。そして次に目が覚めると…

スマホが壊れた……ううん、壊れてはいない。 ただ画面がひび割れて使えないから、今日は使えない。 そうだ、大学サボって、いつもとは逆方向の電車に乗ってみよう。 どんな風景が広がって…

vtuberが好きな少年はマンネリ化したゲームの配信画面を見て感情移入がし辛く感じていた。女性vtuberなのに男主人公のケツが続く、vtuberの姿が好きなのにキャラメイクの自…

小学6年生の亜仁間芽衣は、アニメが大嫌い。その理由は、ケンカからひどいことを言ってしまった弟がアニメの中に吸いこまれて、いなくなったから。 ある日、変身ヒロインが活躍するアニメを…

伊藤大地は地中に穴を掘って拠点を構え、そこで会ったモンスターたちと快適に暮らそうとしていた。 大地の拠点はいつしかダンジョンとして扱われるようになり、そのことがきっかけで彼の平穏…

この作品は筆者の短編集「おかしな収束」から抜粋し加筆修正したお話です。 ※この作品は全てフィクションです。作中に登場する人物・団体・名称等も作中で発生する出来事も、全て作者の想…

　面倒くさがりなこと以外は世にも普通な高校生を自称する上野進《うえのすすむ》。そんな彼が憂鬱な月曜日に目を覚ますと、何故かゲームのステータスっぽい画面が目の前に現れてしまった。 …

懐かしのブラウン管テレビ。懐かしのゲーム機。そして全く知らない美少女。 目を覚ますと「わたし」は出入り口の見当たらない知らない部屋の中にいた。この世とあの世の境だと言われ、混乱す…

ホームズの「まだらの紐」に比べ、不可解さは、さらに複雑に絡んでいるものをご紹介。 斑点状の水玉が現れる不良品が液晶モニター画面に、時折、出現する、「まだらな水玉模様」は次第に成長…

　ある日突然、王城に呼び出されて、婚約者という男に引き合わされた。その男は好きな女性がいると言い、その女性の惚気話を言いだした。 　閣下。それは貴方の部下の姿をした私のことです…