「人類のみ」を含む小説

ここに記されているのは、人類の新たな転換点の元凶となった二つの出来事。 一つは、量子コンピューターの発展形で、仮想現実のシミュレーションシステム――「ラプラスシステム」 もう一…

「絵に描いた餅は食えぬ」という我々人間存在も所詮は他の如何なる諸生物体と基本的生存条件は変わらぬ、それ以上でも以下でもない。それ以上と思うのは人類の驕りでしかないという唯物論的…

神守シユはリアル・サバイバル配信をする配信者だ。 しかし、『とある事情』があって視聴者は常にゼロ。 そんな彼女は、今日も明るく襲いくる敵をばっさばっさと斬り捨てる。 そんな場面が…

世界にダンジョンが生まれ約十年。 人類は一時の安定を得ているが、一体、誰が何のために、どうやってダンジョンを作ったのかはわからないままだ。 現代ダンジョン社会はかつて思い描か…

目が覚めると異質な部屋に居た。 穢れたベッド、窓には鉄格子、出入り口は鉄扉。まるで囚人にでも落ちぶれたかのようだ。 極めつけは置き去りにされたスマホで、画面に不穏な文字が踊る。…

　風呂で寝落ちしてしまい、溺れて死んだ鹿角光貴は、大量の本に囲まれた真っ暗な空間で目覚める。そこには、書類仕事をしている敏腕女社長を思わせる神、ヘルがいた。ヘルは光貴を転生させて…

「シンクロ率、依然として8.2%…… 規定値の10%に到達できません」 　神経考古学研究所で特異な脳波を持つ研究員として知られる風蘭。彼女の中に眠る不思議な能力が、人類の歴史を覆…

※各話5分程度で読める哲学バトル ※哲学の予備知識がなくても楽しめます 人類に必要なのは、新しい叡智─ GODS Philosophy Foundation主催の奇跡の大会が開幕…

白。それは突如現れた上位生命体。人類を敵視する敵対派によって国々は大打撃を受けた。 友好派の協力を得て復興した26世紀。少年はあこがれの学校生活を送る裏で、傀儡に堕とした白を操縦…

　2020年。人の姿をした人ならざる存在『ベルシキアン』が人類に宣戦布告した。悪魔達の侵略は瞬く間に世界全体に及び、地球はベルシキアン大戦と呼ばれる戦火に包まれた。 　数多の国が…

世界人類全員幸せになる婚約破棄 IQ3くらいにして読んでね

　『船魄』(せんぱく)とは、軍艦を自らの意のままに操る少女達である。船魄によって操られる艦艇、艦載機の能力は人間のそれを圧倒し、彼女達の前に人間は殲滅されるだけの存在なのだ。19…

統一暦15xx年、突如現れた魔族によって一方的に蹂躙され、80億まで膨れ上がっていた人類は0.39%まで追い込まれた。 　7日目に跡形もなく魔族は消えた。のちに地獄の6日間と呼…

　国際テロ組織「依頼屋」最年少幹部、マスター・ハーベルグは遺跡調査の最中、ふとした拍子に異世界へ転移してしまった。 　見知らぬ異世界で出会ったのは人間に追われる身となった魔王の娘…

それを最初に見た者は、開きかけの飛び出す絵本と言った。 突如、空から現れ、世界に突き刺さった超構造物――――骨髄塔。 拡大を続け、星を蝕みつつあるそれは、同時に異常現象を発生さ…

　魔王を討った勇者は、人間の悪意によってその人生の幕を閉じた。 　しかし、神に与えられた使命を果たした勇者と魔王は、異世界に転生する権利を女神から与えられた。 　共に異世界へと転…

あぁ、人類オワタ。 突如として人々の住む大陸に現れた魔王を討伐する為、異世界から勇者を呼び出した宗教国家シエール皇国。 しかし、聖女の力によって呼び出されたのは勇者ではなく異…

2017年から本格的に始まったNASA主導による火星移住プロジェクト。この計画は莫大な費用と多大なる犠牲の上に進められ、2040年の夏から秋への季節の変わり目、ついに火星へ最初の…

　幽霊、妖怪、悪魔――人ならざる存在にして、人を凌駕し、人をおびやかすものたち。それら『怪異』の実在が証明されてから約八十年、人類と怪異は時に対立し時に共存しつつ、互いを日常の一…

果てしなく遠くの世界。そこでは、人類がモンスターを狩り、生活の基盤としていた。 しかし狩りすぎたために、世界からモンスターが絶滅してしまう。 そこで人類の祈りを聞いた神は、モンス…