「ダークファンタジー・戦記」を含む小説

水を操る不思議な力を持った民達の国、 アイサイ公国の皇女「メル(13)」は仮面の少年率いる白装束の軍隊の手によって、一夜にして家族も故郷も失う。 唯一生き残った侍女「ナサ」と共に…

帝国軍所属の魔法師であるムステトはある時、偶然出会った身寄りのない少女、カラーナを養子に迎える。 二人に血の繋がりはない。 あるのは、互いに“歪な思想”を持つという共通点と、言…

かつて、大陸全土を戦禍に巻き込んだ戦争が起きた。大地は焦土と化し、多くの人々が命を奪われた。 その戦争に終止符を打つべく立ち向かった５人の英雄たちの働きによって戦争は終結を迎え、…

　9つの国が覇を競う、八葉大陸アルティミシア。 　その最南東の国、アカツキの冒険者育成校「蒼月館」の学生、魔王オディナと聖女アーシェを両親に持ち、魔王殺しの勇者・新羅狼牙に育て…

　この戦いは無意味そのものだった。ただ、彼に会ったことを除いては。 　ヴィスペルド帝国。貧富の差が激しく、異人種の奴隷制度も公に認められていたそこは、軍事国家であるバイロ連邦と戦…

これは〈神の奇跡〉が伝承と化し、騎士が銃火に消えつつある戦場の物語。 二百年前に起こった〈東からの災厄〉と呼ばれる壊滅的な戦災を経てなお、滅びゆく大陸を二分する〈教会〉と〈帝国…

そう、世界は“帝国”の脅威に怯えていた。 神も悪魔もひれ伏すその生ける伝説は、人の世にあって神話創造をもたらした。 大地は裂け、月が昇り、風は震え異臭を放ち、血の海があまねく覆…

父上が死んだらしい。 その一報は、彼の忠臣からもたらされた。 魔王の息子に降りかかった使命は、交渉、策略、武力を用いて権勢を取り戻すこと。父の、数多の配下の仇を取ること。 それ…

かつてその地で、78億人の転生者が転生直後に圧死した。 そして3億年後、転生者は化石として発掘されるようになり、その鉱脈という資源を巡って人々は争うようになっていた。 転生者の化…

孤独と沈黙を愛する暗殺者。沈黙の悪魔と異名を取る闇世界の伝説的怪物――サイ。いつも通りのクソ仕事をこなすサイの日々が、日常が突然崩れる。なんの罰でしょう？　抜けでたそこはまったく…

これはいつかどこかの誰かが語り記したもの。 四つの文明が世界を争う時代に、山のような男がいた。 男はかつて戦に生き、今は『答え』を求め、隠者を探して旅をしている。 ある街で気まぐ…

古の世、エルフによる支配に対して八人の英雄が立ち上がり、解放戦争を起こした。神から「祝福」を得て強大な武器や魔力を受け取った八人はその強大な力を以てエルフの軍勢を打ち破り、エルフ…

　剣を振り上げ、首を斬る。ルートヴィヒは、王都の死刑執行人の一員だった。処刑、拷問を施し、世間で蔑まれる存在の彼らには、裏の顔があった。朧と呼ばれる賊という正体が。だがルートヴィ…

15年前から始まった科学の国と魔法の国の戦争は未だに終わる気配は無い。 差別民族ながらも僅か19歳で少佐になった青年ミカエラは、日々心身を削りながら戦闘に参加していた。しかし、あ…

かつて歌舞伎町で伝説と呼ばれたホスト、翔『かける』が自分の客に殺され、異世界に転生してしまう。 彼は、人を騙し、陥れ生きた男。 神は、そんな彼にチートを与えるはずがなく、転生させ…

とある異世界に転生した男は、転生前の記憶を持つものの、自分の名前を忘れていた。 そんな彼がスポーンしたのは、中世ヨーロッパ風味のどこかの世界。しかし待ち受けていたのは、言葉が通…

少年アルバートは突如現れた”黒い影”に襲われ全てを失う。一人生き残った彼は「いつの日にか自分を殺しに黒い影が現れるに違いない」という恐怖心から逃れるべく当てのない旅を続けた。 と…

＊あらすじ（概要） 野望と葛藤。不屈と忠誠。因果の報いと大計の果て。……人間族の男アルベリは、斯くて魔王軍の将ベリアルとなった。彼は鬼人族の少女アークフィートと共に、魔族の兵を…

　三つの種族が共存する国、セラステリア王国は隣国の一つであるグリスロヴィナ帝国と緊張状態にあった。小競り合いの続く情勢の中、セラステリア王国の国境防衛を担うのは一人の女。若くして…

　魔族と人類が数世紀に渡り戦い続ける異世界に転移したのは大都市『東京』。 　昼間人口約千八百万人もの人々を抱える都市は 転移当初は混乱に陥るも、植民地化を目的とした人類側諸王国…