「オマージュのオマージュ」を含む小説

ようこそCRC財団へ。 当財団は[削除済み]世紀初頭、同志[検閲済み]がHARTS-001の保護を目的として、SCP財団のコンセプトを参考に構想、設立した秘密結社です。その理念は…

どれだけ荒唐無稽でもその中の自分には「当然」だ。 夜ごと変わる旅路の先の世界を、我々は時にいとしく思う。 ＊＊＊ 昔から、他人様の夢の話を聞くのが好きでした。 これは自分が…

印象的な靴を履いて、今時のおしゃれな服装に身を包んだ一人の女性。彼女は問う。 「今の生活に満足している？」 人生と言う問いに、答えを求めるのは間違っているのだろうか。 《喜び》…

もしも現代の太宰治がいたらこんな感じなのかもしれません ウサギノヴィッチのお試し作品

「ぽんず」 ポン酢を付けて食べたい。と、ハナは呟いたのだ。あの香りを嗅ぐだけで、鼻の奥がツンと酸っぱくなる。食欲が掻き立てられる。 ハナの顔を覗き込んで、上司のオキタは笑う。 …

浜勇作は日本の一部上場企業商社で課長を務める企業戦士（社畜）だ。しかし不倫相手の部長女上司とのいざこざで、なぜか出世コースを外れ、異世界へ出向することになってしまった。浜勇作は果…

　その昔、パリにボリス・ヴィアンというマルチ・タレントがいました。 　作家として有名ですがトランペット奏者でもあり、フランスへのジャズの普及にひと役かっていたようです。 　私には…

――打ち切りだよ。うみくん。 劇画漫画家のうみは打ち切りを宣言されて、零細出版社に足を運ぶ。 結城編集と打ち合わせをしようとした時、織田信長が現れる。 織田信長はうみの駄作漫画…

百人一首　第六十七首の歌からイメージした現代の恋の物語。 仲子の幼馴染の忠家は性格が正反対のくせにことあるごとに彼女を自分のそばに置きたがる。かと思えばとっかえひっかえの彼女を見…

-Opening narration- 　“遥か彼方の別の宇宙のまたどこか… 　宇宙人に拉致されて出会った二人は未知の惑星に降り立った。 　そこは地球そっくりだがまるで違う…

★ひよくさん作『カクヨム読書感想文』内に感想文が公開されています。ありがとうございました！★ とある山に、化けることが大好きであり大得意である、きつねがいた。ある日、きつねは美…

ネクロアリス本編では描かれなかったヘレネーのちょっとした過去や、名称だけ示された存在について書き出すスピンオフ。 本編を読んで頂いた沢山の方への感謝を込めて。 ……ただし、ここに…

遥かなる未来。地球は荒廃し、全てを焼き尽くす灼熱の太陽と生命の営みを蝕む広大な砂漠が広がるばかりであった。 灼熱の大地を一人の男が、口笛と共に行く。 ターゲットを追い求め、暗い闇…

百人一首　第六十三首の歌と、詠み手である左京大夫道雅（藤原道雅）の悪役っぷりからつけられた「悪三位」「世上荒三位」という呼び名からイメージした恋の物語。 ※歌の意味はほぼ変えてい…

不意に立ち止まってしまった、 子どもと大人の狭間、15歳の夏。 成績優秀、品行方正な生徒会長で、周囲からの信頼も厚い。 そんな自分を演じることに、何だか疲れてしまった。 電池…

百人一首　第四十首の歌のみからイメージした恋する女性の物語。 ※歌の意味はほぼ変えていませんが、主人公は女性で現代設定のため、平安時代とも詠み手であった平兼盛とも全くかすりません。

ありとあらゆる種族が住まう世界、シェルーダ。その北の大地、ゼルス大陸にトラヴ（忌み子）と呼ばれ迫害を受ける混血の村、ディスタがあった。 しかし、長の留守中に何者かの襲撃を受け、村…

Twitterでフォロワー１０００人突破企画で書きました。需要があれば続きを書きますが、なければ一話で打ち切りです。

高校生の要正一は、異世界に転移し、毛玉状の小さな生物と遭遇する。 その生物をマリモと名付けた正一は、外来種と呼ばれる存在が起こす事件に巻き込まれていく。

コンビニに、勇者の剣が売っていた。高校二年生の春。各務隼人は、二十一円のその剣をチロルと迷いながらも買って帰る。しかしその剣には『周囲の人間のノリがなんか良くなる呪い』がかけられ…