「でも話さないよ」を含む小説

もう春ですね。 書き出しだけで何時間も悩んだんだ。本当に。 突然手紙なんて、きっと驚いていると思います。まずは、僕が君に手紙を書いている理由を話さないとね。

《あらすじ》 保原《やすはら》透《とおる》は独り身で、田舎の山の中で陶芸と金継ぎの作家をしながら、事務員のアルバイトをして生活している。 32歳になる年の4月、叔父、勝呂《すぐ…

中学生男子のお話です。いじめ問題も入っています。 小・中学校二つの卒業式のこと。そして、高校での出会い。 大切な人との出会いが、次のなにかに繋がっていくのかもしれません。 これは…

　十数年前、湖のほとりの小さな村を騒然とさせる事件が起こった。 　小学校高学年の男子が一夜にして姿を消したのだ。 　有志の村人も巻き込み、空き家や森林を懸命に探したが、結局見つ…

読者のみなさまへ この小説には「ある秘密」があります。 まだ読んでいない人には、決して話さないで下さい。 第六感と聞いて、あの映画を思い出しました。以前出したことのある作…

自主企画『同題異話・二月号　沈黙に積雪』に参加させていただきます。

　人は、世界に疑問を抱いた時、悪夢を見る。そして、なにかを諦めた時、夢を見なくなる。 　中学校に入学して、まだ一か月も経っていなかったが、彼は気が付いた。そのクラスに「魔女」呼…

ある日から食事を拒むようになった主人公は体調の不安に悩まされていた。ストレス性の病気を抱えた主人公はとある精神科医のもとへ足を運び、診療を受けることになる。だが特に何も話さない主…

サキは見た夢を話さずにはいられない困ったちゃん。でも、夢は突拍子もなくて意味が分からないものばかり。いったい、どうしてこんなことを話すのだろう。

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とりあえずグラハム数について話さなければなるまい。 こもどの頃、 10^10^115のような指数が積み上がった数を見て、 さすがに馬鹿げていると 3^3^3^3^3^3^3^3…

誰とも関わりを持とうとしない無口な少女・匣瀬理名砂。俺は空から落ちてきた彼女を受け止めたことがキッカケで、彼女の秘密を知ってしまう。 それは「口にする言葉が想いと『反転』する」こ…

「今更だけどさ、別に話さなくてもいいし、聞きたくなきゃ言ってね。」 「それは、そっくりそのままお返しします。」 片手だけ手袋をした髪の長い男と、高校生の少女。この日初めて顔を合…

　主人公は、日本語が通じない異世界に転移した。 　そこでは、未知の言語が話されていた。 　日々の勉強のおかげで、徐々に彼女の言っていることもわかるようになってきた。 　けれど、挨…

俺の学校には「天使様」と呼ばれている人がいる。 容姿、成績、どれも全て優秀で、どんな人に対しても、優しく接しているため、いつの間にか「天使様」と呼ばれているそうだ。 俺は、そん…

猫と人間の関係は深く、９０００年以上前から共存していたとも言われている。 なぜ共に生活するようになったのか。といった話を深掘りすることはしない。 ここで話されることは、人と猫の侵…

おにいちゃんの事を話そうと思う。 ああ呼ぶほどしおらしくもなく、こう呼ぶほど甘くもなく、そう呼ぶにはあまりに呆気なく指の隙間から零れ落ちる、そんなどう呼ぶべきかわからない感情に…

時は西暦２０００年、１１月。 ぼくの趣味は女装だ。でも誰にも言ってない。 きっかけはうっかり姉さんのセーラー服を着たらとても興奮したからだ。僕はめっちゃ可愛かった。 めっちゃ…

　主人公、アリシアにとって、母とたまに帰ってくる父の三人での生活は裕福ではないが、それだけで十分なほど幸せに感じていた。 　が、ある日、父が帰ってきた時の一言に、それに対する母…

一人暮らしの会社員『僕』が毎日に自暴自棄になっている時、『緑のたぬき』とメッセージがあまり話さない父から送られてきた。 一体なんでだろうと思う僕だが、そこに篭められた父の気持ちに…