「気にしない」を含む小説

臆病だった「俺」は、自分の気持ちから目を背け続けていた。気付いたときにはもう全て終わっていて、この気持ちのやり場はどこにもなくなっていた。

これは過去(2017年5月7日)にPixivに投稿したものです。 オリジナル三つ目。 ここからはこちらの内容のことを。 ◎これは前に書いた二面性（少年＋少女）や童貞脳的スト…

七夕の夜。 何か特別なことが起きるような気がしていた。

連載形式の短編（全１６話）です。 【あらすじ】 蝶のはばたきが地球の裏側で竜巻を起こす。そんな理論が頭をよぎった少年は持っていた消しゴムをわざと落とした。隣の席のあの子と、何かが…

「彼女はこの世界に存在を証明していた。そんな気がした」 美しい海を持つ都会から離れた町の高校に入学した湯川虹希（ゆかわこうき）。 丘の上に建つ高校の教室の窓からは、この町を一望…

遠い未来の話。突如として謎の災害が地球を襲った。地は裂け、海は割れ、空は諦めたように真っ黒になった。人口はおよそ5分の1にまでへり、危機に瀕していた。 だが、ほんの一部―――マフ…

長い長い夢を見ていた気がした。

学校生活というのは、若者の時代にしか味わえないとても短くて濃密な時間だ。彼女達はその時間をいかにどう生きるか、どうやってかけがえの無い仲間を作るのか、そこで何を学…

夢を追うでもなく、会社に就職するでもなく、アルバイト生活をズルズルと続けていたら三十路過ぎてしまった藤川大介（童貞）。なんとなく生きてきてしまったせいでこれと言って特技もない。 …

一人旅をしてみたら、オトナになった気がした。 小説家になろうにも掲載しています。

精神退行した廃王に仕えることになった女料理人を主人公にした中華風の短編です。 〇姉妹編をまとめた短編集も始めました。 「偽王の晩餐と姫君の首」 https://kakuyomu…

２０１６年４月１４日午後９時２６分、熊本県熊本地方をマグニチュード６.５、最大震度７の地震が襲った。 これによって被害を受けた自治体の一つ、西原村。 そこである一人の男が、小さ…

黒髪の魔道士が主役のテンプレ古典的ファンタジーです。 魔道士と間抜けな使い魔のやりとりをお楽しみください。 このお話は何年も前、「平成」と呼ばれる時代に書き上げたもので、今回若…

日々、机上に置かれるハート石 （桔葉さんと睦月さんのお話）

　「押しかけ女房」のせいで実家を追われた俺は、やむを得ず再就職活動を始める。大学のOBたちの活躍によってなのか、東証1部上場の超名門機械会社の筆記試験に臨めることとなった。　その…

１２.１話の後のIFストーリーです。フェネックとアライさんがより親密な関係になるような気がします。フェネック視点で物語が進行します。 ※若干の独自設定あり

　バイトリーダーになった中橋は、いつものようにエリアマネージャーの高見沢に送られて、夜道を帰っていた。 　今日は、ハロウィン。 　近所の幼稚園の子供たちの為にお菓子を買う中橋に、…

　ついついのべたーつい述べたー。 　#twnovelはツイッターで書かれている１４０文字の制限を持つ小説群です。こちらはそこに呟いたものをまとめたものになっております。一部手を…

橘啓吾はいびつな青年であった。 両親を失ってからこちら、ただただ人の目ばかりを気にして生きてきた。 傷つくのが怖くて遠ざかり、それでも愛されたくて虚ろな目で佇んでいた。 祖父だけ…

星という名前をつけられた宇宙の屑たちが、砕いていくのだ。 権力も、傲慢も、なにもかも。 悔しさも憤りも、惨めさも虚しさも、もういい。 疲れを深くするだけだ。 ネオンの降る中、…