「最後の」を含む小説

雪の降る日、母に言われるがまま亡くなった祖父の家に行くことになった青年は古くなった家で怪しい老爺に会う。 青年にどこか懐かしさを覚えさせる老爺は祖父の永き戦いについて話し出す。 …

今年もまた、夏が始まる。 夏の太陽を目一杯あびて泳ぐ、中学最後の部活。 俺の親指は、美波へのメッセージを打っては消して、そればかりを繰り返す。 いつも軽口を叩き合う彼女と、もう一…

　ある日の朝、公園で助けた美少女アイ。前の日に見た流れ星とともに降って来たのではと思う程に美しい彼女に、ぼく、藍沢達也は恋に落ちる。高校生になって学校で無視され、孤独な毎日を送る…

「あなたは、人を殺す可能性があるの」 夜舞【よまい】病棟と呼ばれる施設に置いて行かれた私。 迎えに来てくれたのは、魔法界の権威と呼ばれている魔法使い様。 でも、魔法は滅びゆく…

どんでん返しが好きな方に。 -------------------------------------------------------- 「お友だち、いりませんか？」 北村…

神様からギフトという特別な力を授かったレイモンドは、ずっと女王に雇われていた。 ある時は影武者として、またある時は諜報員として。 命じられるがまま過ごしていた彼だったが、雇い主で…

「わたしはこの世界から、虐めを一つ残らずなくしたいと思っているんだ」 琴子(ことこ)の最愛の友人である睡蓮(すいれん)は、ある日そんな理想を語った。 琴子は睡蓮の力になりたい…

【第9回カクヨムWeb小説コンテスト　ホラー部門特別賞受賞作】 十億の借金を返済するため、臓器売買に手を出した架城日華（かじょう　にっか）は、しかし懇意にしていたヤのつく自由業…

突然異世界に落ちてしまった。 でも通販チートで何でも手に入るので生活は不自由しない。 この異世界何故か塩が無いんだよな！ そして塩を売ってそして最後はお金持ちになって永遠の命を手…

文明が終わり、大半が砂漠と化した世界。 自分たち以外の生存者を探して旅をする二人。 そして、彼が病に倒れたとき、彼女に言い残した最後の言葉。 その意味を、彼女は一人で歩むうちに理…

わたしとわたしはいつとも思い出せない昔にテラをあとにしてから、ふたりだけで暗い宇宙を旅してきた。旅の途中で小さな生命を宿す小さな魔方陣や魔方陣になりきれていない方陣を目撃する。そ…

俺には完璧で小柄で無表情で少し口数が少ないけど、とても可愛い幼なじみが居る。 ｢好きな動物は?｣ ｢……にゃむ｣ ｢嫌いな動物は?｣ ｢……………｣ ｢怖…

都会で暮らす男子高校生、徳田秋。 高校生活最後の夏休みに祖母の遺品整理を手伝ってほしいと母に頼まれ、渋々祖母の家に行くことに。 そこで一匹の野良のくせによく肥えた三毛猫に出会うー…

「ではパーティーメンバーを紹介する。まずは戦士のロック」 「おう、よろしくな」 「次に魔法使いのレオン」 「フン、僕の足を引っ張らないように」 「次に僧侶のシャーリー」 「頑張り…

世界の魂と物質は分裂し、複数個の並行世界を生み出してしまった。 問題に対処するために、神の神託を受けた「希望」「慈愛」「破壊」の従者達は、並行世界に散らばった人々の魂と物質を一つ…

宇宙最後の地球人となった主人公和泉ソラが高性能アンドロイドを相棒に、広大な宇宙で食材を探しながら食文化が衰退した世界に地球グルメを広めていくお話。 2024年5月5日。カレー専…

この作品のタイトルを見て、「なんだ西洋ファンタジー系か」とか「西洋ファンタジー系は時代遅れだろ」などと思った方はいないだろうか。 この作品は、ファンタジー系大好き！という方には…

とある高校で怪異が出るという噂が流れた。その噂を元凶てして、神出瀬里は友達である波切柚と共に怪異に巻き込まれていく話。最後は救いか、それとも闇か。 前半完結いたしました。 話…

　本能寺で賊軍を存分に斬り伏せた信長は、業火に焼かれる仏像を見ながら「人生五十年、か」と不敵に笑う。 　その瞬間、土台が焼け落ちた仏像が信長へと襲いかかる。 「是非も無し」――…

３年前に「あやかし保護法」が制定され、人間とあやかしの共存が曲がりなりにも決定した。 しかし、人と違う力をもったあやかしは社会から弾かれ、あやかしの一部もまた人に害を及ぼし続け…