いきなり地球が滅んでいて、生き残った地球人が主人公というところは「銀河ヒッチハイクガイド」を彷彿とさせます。また、害獣とされる宇宙生物はどこか「プロジェクト・ヘイル・メアリー」のアストロファージを思わせます。しかし、そこで女の子が料理に邁進して自己実現?していくところは独特です。こういう「食べる」という日常をSFに織り込んでいくセンスは、もしや日本人独特のものでは?と思わされました。まだタイトルの宇宙キッチンカーは登場していませんが、今後の展開が楽しみです。
ジュール・ヴェルヌの「海底二万海里」も、食事の描写が非常に多い&精密だったのですが、本作はそれ以上の衝撃、まさにグルメSFという感じです。キッチンカーで、実食できるといいな!