「#赤」を含む小説

とある不幸な出来事をきっかけに、北の離宮にひきこもる、婚期を越しかけた王女マルグリット。 年に一度の不機嫌日、王女のもとを訪ねた予期せぬ客人は、親友の弟という縁で繋がった、五歳年…

公爵令嬢グネギヴィットは社交界の華。 王太子との婚約を目前に控えていたのだが、突然にもたらされた故郷からの知らせが、グネギヴィットの人生を一転させることになる。 そんな彼女の前に…

現代、渋谷。 混沌とした欲望の坩堝に溶け込んだ少年。 彼の前に現れた赤ガウンの伊達女。 夜が訪れ幕が上がる。 人は黙して、鬼が踊る。

もしこの現代日本に、妖怪がいたら？ 赤舐めはきっと変質者で、人食いの妖怪はきっと猟奇殺人者でしょう。 それでも妖怪はきっと、“今”と折り合いを付け、生きていくのでしょう。 この物…

秦野綾音（はだのあやね）には『糸』が見える。 例えば見えた糸の色が『赤』であれば、その糸で結ばれた二人は『恋仲』にあることを示す。いわゆる『運命の赤い糸』を始めとした、結ばれた者…

主人公が自称イギリス人の赤髪(地毛)と出会って都会で暴れる(正当防衛)お話。

突如現れた赤ん坊は多くの神様に育てられた。 その神様たちは自分たちの力を受け継ぐようその赤ん 坊に修行をつけ、世界の常識を教えた。 何故なら神様たちは人の闇を知っていたから、…

王宮勤めの騎士が、三年ごとに与えられる一月休暇。 ヴェンシナの帰省に便乗し、辺境の村を訪れたランディは、村人から『魔女』と厭われる娘フレイアシュテュアと出逢う。 互いに強く惹か…

2018/8/26　エピローグ「そして、家族ごっこは続く」をもって、第二部完結しました。第三部構想もありますが、公開は未定です。本編はちゃんと〆ているので、安心してお読み下さい。…

　丸目崎翔一は、この３カ月のあいだ、外出のたびに向かいのメゾネットから見つめられていた。赤髪の女性に。黙々と。 　メゾネットの門中の陰に半ば隠れていたその女性が、ついに動いた。翔…

とにかく、黒は赤なんです。

赤咲純(あかさきじゅん）という少年は、母親の赤咲眞奈美(あかさきまなみ)と二人で暮らしていた。父親は、癌(がん)で他界した。父親の顔を知らない純に、突然の悲劇が訪れてしまった。 …

関係は常に変化する。 赤の他人から知り合いへ、知り合いから友達へ。 時には友達から、かけがえのない大切な人へ。 その変化に必要な時間は、勇気を出したたった五分で足りるのかもし…

君のイメージは何色かな。 赤、青、黄色、白。 じゃ、僕は？

『最新のクライミングマシンでバーチャル登山が楽しめます』 そんな宣伝文句に惹かれてしまった五十路サラリーマン、丘田歩高。 バーチャルクライミングクラブ『上を向いて歩こう』を訪れ…

烏丸流剣術師範代・烏丸 八咫丸はこの夏、江戸の剣術道場へと武者修行の旅に。 身の丈を超す斬馬刀・針鉦《ハリガネ》を肩から担ぎ江戸へ向かう途中、天狗がいるという山で長身・赤髪の美女…

ラジオをつければ何時も殺人事件の話題が持ち上がり、車を走らせればどこかで銃撃戦が起こる。 昔は日本経済再生の最後の矢であった移民特区「赤線」の一つである夢島区も今は組織犯罪の蔓延…

「赤の他人同士が気持ちを一つにするなんて、出来るわけがないよ」 高校2年の夏、とまった時間が動き出すーー。 高校の吹奏楽部を舞台にした小説です。 主に主人公の寺島篤哉を通し…