「虚無」を含む小説

「つかみどころのないものたち」を言語化するため、これは言葉の訓練。/ そこにあるのは「つかみどころのない世の中のすべて」、或いは「つかみどころのない世の中の虚無」。/ 夢を見た、…

ここはどこにでも存在してどこにも存在しない虚無の世界、次元の狭間。 この次元の狭間には、唯一、存在を許されているモノがある。 　 冒険者ギルド食堂。 ビッグバン以前から開店し、…

＜虚無大戦＞――― それは神代において封印された＜黒紫の虚無神＞が魔族によって復活したことで起きた大規模な戦乱。 半年に及ぶ激戦の末、一人の聖女と神具の力で終結した。 それから…

↓ただ推しに狂ってるやつの叫び↓ 今の私の最推しがツンツンデレみたいなやつなのでなんだか勝手に下僕みたいになってしまいます。呆れてため息吐かれると胸がきゅうっといっぱいになるくら…

　生存のために最善を尽くしてきた僕には、生存以外の目的がない。 　誰かを推し、そこに気持ちや金銭といったリソースをつぎこむなんて、ありえない。 　そんな僕に、死んだ妹の夫が会い…

海老澤竜之介は、虚無神悟流の師を殺した藤沢甚兵衛と対峙していた。過去2度戦ったが、いずれも負けていた。しかし甚兵衛は打ちのめしただけでなぜか竜之介を斬ろうとしなかった。3度目の対…

　クロワカ・イプシオンは強力なスキルの代償として、恋人を7回も寝取られる苦行を強いられていた。しかし、十数年かけ紆余曲折あり、無事？に恋人を7回寝取られたクロワカはその謎の達成感…

女子2人、まったり哲学系虚無トーク。 「あたしは地理に疎いゆえ、道案内の全てを君に委ねていると言うのに。この先目的地と言われれば崖から足を踏み出す所存なのだぞ」

アフガニスタン紛争から帰った元アメリカ軍人のレイは、平和な日常に虚無感を覚え、無気力な日々を過ごしていた。同時期に合衆国では、新大統領の下で制定されたアームレスリング法、通称ＡＷ…

　多くの人が当たり前と思っていることに違和感を持つことになった少年の物語。 　老いこそ望ましいと考えられている世界「ネヴァーマインド」。ネヴァーマインドでは長生きし、天寿を全う…

女子高生二人のある帰り道の記録。

就活生である“僕”は、学生時代に出会った、名も知らぬ少女のことを思い出す。“僕”の記憶にふと思い出された、少女が僕に語るそのトピックは、あまりにビビットすぎやしまいか――？自己満…

覚えていたら書きます。夢日記を続けて、漱石は神経衰弱に陥り、筒井は一晩にして総白髪になったといいます。そうならない程度にやります。 日付は眠った日です。

誰から見ても幸せそのものといった学生生活を送る江口。しかし江口は次第に自分の学生生活に対し言い知れぬ虚無感を感じ始める。

櫻井創真という男がいた。 彼は勉学に秀でて、肉体は軍人顔負け。 暇を持て余した彼は体術さえ極めていた。 そんな彼はある日女神と出会う。 完全なる存在たる彼女が求めるは己に牙剥く…

ここには僕と君と、かけ離れた年寄りしかいない。 君を心の拠り所にするうちに芽生える恋心と募り増していく虚無感。 そして選ぶ未来は────

ひょっとしたら、あなたの周囲にもいるかもしれない。

過酷な修行の末、ついに天下無双となった一人の若武者、音鳴恭之介。 しかし、時代は大きな争いのない平和な時代。 太平の世では、天下無双といえども、大きな活躍の場はない。 それどこ…

存在しない人格に愛を注ぎ、リアルとアンリアルの狭間で利己的に狂わされる男。形なき愛はどこへ向かうのか。虚無に溺れる先で手にするのは光か、絶望か。 絵画「ピュグマリオンとガラテア…

書く練習として書いている短編集の中から、出来の悪くないものを単体として出そうと思いました。 虚無感がうまく伝わると嬉しいです。