本作は、三年前の＜虚無大戦＞を巡る人間と魔族、聖域の確執と、繰り返されようとする災厄に立ち向かう少年少女の物語です。
根は優しく仲間思いでありながら他人を寄せつけないリュウキ、明るくまっすぐながら過去の悲劇に向き合う運命を背負ったリル、リュウキをひたむきに想う聖女ラナイ、底の見えない神人オウル、どこか天然の雰囲気が漂う魔族キサラと、微妙な青春模様もからまります。
ヒロインがリルならラナイちゃん存在自体が死亡フラグ？　とか、オウルは情報通の親友ポジでキサラさん女教師っぽいよね、とか、そういう妄想もはかどりますね。
閑話休題。
正統派ライトファンタジー冒険活劇、神具「三界の書」を追う旅路へ、過去を乗り越える勇気と新しい絆を胸に、出発です！

今作品は、世界観が素敵なファンタジー作品になってます！

物語としても素敵なのですが、この作品の一番の魅力であり、注目するべき点は「三人称視点」だと感じました！

物語を書いているとつい自然と避けがちな「三人称視点」ですが、文章自体読みやすくなっているのは、素直に凄いです！

心情描写は勿論、作者様の物語に対する向き合い方がとても純粋なので、とても読者に伝わりやすいのではないでしょうか！
是非ご覧下さい！

第1章まで読ませていただきました。

簡潔で読みやすい文章と、『虚獣』や『万象術』などのオリジナル要素がたくさん詰め込まれたファンタジー作品でした。

バトルがメインの作品ではありますが、世界観の作り込みや伏線の充実具合もあって飽きがこず、先の展開が気になります。

これからどうなっていくのか楽しみです。