守れなかった痛みを胸に、それでも少年は剣を取る。

本作は、三年前の<虚無大戦>を巡る人間と魔族、聖域の確執と、繰り返されようとする災厄に立ち向かう少年少女の物語です。
根は優しく仲間思いでありながら他人を寄せつけないリュウキ、明るくまっすぐながら過去の悲劇に向き合う運命を背負ったリル、リュウキをひたむきに想う聖女ラナイ、底の見えない神人オウル、どこか天然の雰囲気が漂う魔族キサラと、微妙な青春模様もからまります。
ヒロインがリルならラナイちゃん存在自体が死亡フラグ? とか、オウルは情報通の親友ポジでキサラさん女教師っぽいよね、とか、そういう妄想もはかどりますね。
閑話休題。
正統派ライトファンタジー冒険活劇、神具「三界の書」を追う旅路へ、過去を乗り越える勇気と新しい絆を胸に、出発です!

その他のおすすめレビュー

司之々さんの他のおすすめレビュー592