「SF・ファンタジー ファンタジー」を含む小説

王国で魔物ハンターとして暮らすシューインは、建国祭を楽しんでいた。 するとハンター仲間レイシアの顔色が悪いのに気づく。 レイシアは旗飾りの３の字を示し、言うのだった。 「大陸全土…

夢月七海 氏主催自主企画　同題異話・三月号「また会いに来たよ」への参加作品。 短編集です。

寝てみる夢と、起きて抱く夢――その二つは別物なのか、一緒なのか。 本来別であるはずの両者が重なったとき、人はどうなってゆくのだろう。

　2050年。VR技術が発達した時代。 　ノアズ・アーク・コーポレーションが作り上げた世界最大のSNS型オンラインゲーム《フロンティア》は、人々を熱狂の渦に巻き込み、発表から８年…

全くなんのチート能力もなしに異世界にブチ込まれたら、一体何が起こる？

１５分という時間内で友達にもらったり自分で設けたテーマを元に書いた短編小説集です。 SF、ファンタジー、恋愛（？）なんでもあり。

夏休み最終日の深夜。 阿頼耶恭介は鬱屈した激情に突き動かされ、［現在進行系修羅場を語るスレ］に勢いのまま書き込んでいた。 彼はそう、バイオロイドの幼馴染にグイグイ迫られ困っていた…

荒廃した地球、生き残りのアンドロイド、薫はマスターが直したアンドロイドに出会うこれによって薫は運命に翻弄されることとなる。

狐人の里、コトリ。 大きな耳とふわふわな尻尾をもつ人々が前時代的な生活を送っているこの里に、新米調停官であるサク・ロニックは訪れた。 サクの使命は健全なコトリ文化の維持と観測、連…

その日、世界は前触れなく開け放たれた。 後に『大開放』と呼ばれるその現象は、一夜にして世界を文字通り一変させた。 『大開放』とは一体何であったのか、その正確な実際のところは今もな…

平凡な万年筆だが、カレンにとっては大切なものである。亡くなった祖父の形見であり、これで書いた脚本が高名な新人賞で佳作を獲ったことで、カレンは演劇人の仲間入りを果たしたのだ。

幼いころからいじめにあい、大卒で慣れない営業職に飛び込んだ俺――遠藤修――は、退勤後ふらりと立ち寄った店で万年筆とノートを手に入れる。 万年筆を収めた箱に同封されていた説明書には…

世界戦争を経て、魔法が台頭している世界。 シュタイナ魔法学院の生徒である少年、レイル・ハクオウは、突然に魔法によって発動する仮想遊戯の一つ、「オール・イン・ガン」の…

舞台は、３００年後の未来。 高性能ＡＩコンピュータの暴走により、死と恐怖に支配されたかつての地球『惑星エデン』。 コールドスリープから目覚めた記憶喪失の主人公ケイは、アンドロイド…

やがてこの世は、フクロウにまみれた世界になる。 それは極上のユートピアか？　救いようのないディストピアか？ すべてがフクロウですべてがフクロウじゃない、フクロウ至上主義小説。

　気が付いたら森に居た。何を言っているのか自分でも分からないが、陸軍軍曹ニコラ＝古河は見知らぬ場所で巨大なトカゲに襲われているエルフの子供を助けていた。子供の村に厄介になりつつフ…

白い扉。いつも通り僕はこの病室の前に立つ。この病室の向こうにいるのは、星あかりという名前の女の子。僕を拾ってくれた女の子だ。僕に名前はなかったから、彼女がつけてくれた。僕の名前は…

すべての少女は本を持ち、すべての少女は学舎に所属する。 その中にひとり、本を持たないものがいる。 彼女のことを『彼女』と称する。 自らの持つ本を冠した少女たちによる、世界の終わり…

「もし教室にテロリストが現れたら」 中学二年生の妄想は、幸か不幸か現実となる。 想像の世界ではかっこよくテロリストを撃退する英雄も、現実の世界ではあっけなく暴徒の銃弾に倒れる…

神代の世界。そこは神々の力を継承した人間たちが、神々の代理としてその役割を代行する世界だった。ある時、魂の代理神が力の継承に失敗したことを契機に、人類は滅びに瀕することになるのだ…