大変面白かったです。難しい字もありましたが、最後まで楽しく読めました。引き込まれる出だしやアンと主人公のやり取りも少し違えたものが前面に出つつも、ほんのりと感情味を垣間見るところもあって、興味深かったです。転移先のエメスで出会う仲間達も個性的で、ファンタジー感あるゲームをしていた私には、たぎるものがありました。最後の方では涙することもあり、とてもいい作品に出会えたと思っております。
主人公が目覚めると、そこは文明によって文明の崩壊したポストアポカリプスの世界だった。暴走したAIの攻撃、『時間凝縮』によって人類の一日は6時間になってしまった。少ない生存者たちで安全な場所を目指してサバイバルする中、主人公は世界を渡る手段を手にする。世界を渡った先はまったく違った剣と魔法の世界で――――エデンとエメスを行き来しつつ、主人公は自分に関しての謎を解き明かしていきます。まったく新しいSF×異世界ファンタジー小説、ここに爆誕です。