「裏路地」を含む小説

自主企画『同題異話・三月号 「また会いに来たよ」』の参加作品です。 彼は私の働くお店に、いつも日曜午後にやってくる。でも私たちは、まだ一度も言葉を交わしたことがない。

昔から罪を犯した者には悪鬼が宿るという言い伝えがあった。だが悪鬼というのは未だ謎ばかり。端的に言ってしまえばこれは悪鬼が宿った六人の男たちの話。 ここはアンラ帝国の都市、ミエリ…

中世欧州、王都から程近い下町の裏路地。孤児ノエルは己の生まれも知らず、身を隠すようにして生きていた。 その前に現れた、黒の刃と白の騎士。ノエルから記憶と家族を奪った「事件」が再び…

こんにちは、地方在住の会社員「高原了大」と申します。 突然ではありますが、最近、非常に興味深いものを近所の裏路地にて入手致しました。 名称は「ミアビーノ」と言い、虫籠程度のガ…

無闇に路地裏に入ってはいけない。 公時がいつもの路地裏を抜けると、見知らぬ場所に出てしまう。 そこは路地裏だけで創られた、不思議な理が支配する世界だった。 その世界で公時は「…

路地裏で繰り広げられた、とある最後の５分間の出来事。 「最後の５分間」小説×朗読コラボレーションコンテストに参加させていただきました。 私の作品である「路地裏のマリア」第１話の…

※（完結済。物語の本編及び本格的な伏線回収は三章以降） 「ようこそ異世界へ――社会不適合者様。いいえ、異世界適合者様」 所謂社会不適合者であり、誕生日当日にカーチャンから「就職す…

上京したばかりの少女が迷い込んだ古書店。 その店の主人は、幼女だった。 © 2018 Tsuchimikado Hibiku

大学受験に失敗し、自分の人生に絶望した少女:久留米舞は、親に追い出される形で、知らぬ土地での独り暮らしを行っていた。 常に決まりきった生活を繰り返し、死の瞬間をただ待つだけの…

多くの人々が往来する繁華街の裏路地に、少し煤けた、1件のBARがある。そこには、世の中の喧騒に疲れ果てた人々が、吸い込まれるように入っていくそうだ。ただ、そこのマスターは、一つ欠…

裏路地に佇む喫茶店『えきたいねこの喫茶店』は午前零時になると、えきたいねこが営む『えきたいねこのりょうりてん』になります。夜露に濡れた二枚目のえきたいねこが、路頭に迷ったひとたち…

　千変万化、男以外ならなんにでもなれる女の子。今日も男をかどわかして、ご飯を奢ってもらう毎日。で、正体を晒しては逃げられる毎日。身寄りもないし、素性も出自も判んない。男がいなくな…

平和大国日本に生まれたどこにでもいそうな少年 だが、飛行機事故に遭った彼が幸運に幸運を重ねて幸運をまぶして 命からがら何とか辿り着いたのは世界最悪の治安を誇る街『アトロシャス』…

【誕生花シリーズ　59】 今日の誕生花をモチーフにした、3分で読めるお話です。 練習のため拙いことにはご容赦くださいまし。 ※関連話に　光芒　があります。 https://ka…

　１９１１年『アガディール事件』の発生によって民衆は頭を悩ませていた。イギリスの革命家であり聖職者でもある『ジリアン・オールディス』はドイツ政府に対する革命を決意する。彼女は人々…

物語の予感だけで終わる物語でしたが、「第０回 長編シナリオの第一話と最終話だけ書く会」に参加して、最終話とあとがきを追加しました。 ユーゴー『レミゼラブル』、ドストエフスキーの…

「方言小説募集」参加。方言は影姫の語る第２章で使われてますが、そこだけ読んでいただいてもかまわない仕掛けになっています。ただし、セルフレイティングに嘘偽りなしです。 /俺は暗殺…

粋な「アイツ」から見た、情緒ある月島の風景。 ※10月のカクヨム放送局でご紹介いただいた作品です。ありがとうございます！

京都、伏見。 晴れて大学生になった俺は、『裏路地研究会』なる妙なサークルに入ることに。 京都の妙な裏側を歩くだけの物語。

死んだ剣豪たちは「剣界」という異世界に異動し、剣を磨く。 はずだった！！ 現代のマンションの裏路地と剣界が接続されると…………… 剣豪たちは現代の人を斬って、斬って、斬りまく…