「肉」を含む小説

その変化はある日突如訪れた 最初に微熱が出て、それから体に赤い斑点が出現する そうなればもう普通のものを口にすることはできない 食べることができるのは……人肉のみ！！…

冬の中の「わたし」の歌。 ＊第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト(二十首連作部門)への応募作品です。縦書き閲覧がおすすめです。

欠陥工事が原因で計画が中止された医療ツーリズムの大型施設。 曖昧な意識の中、そこへ集められた３０人の参加者。 始まるのは、『壊れるボタン』というイベント。 青いボタンを押した者…

「賢く、気高く、美しい自慢の兄 そんな兄が、戦争から帰って来た 顔から蛆を溢しながら―――――」 肉が腐り蛆にまみれた兄と変わり果てた兄の世話をすることになった妹と愛の物語

合言葉は一つ「長文にならないこと！」 私が好きな俳句たちについて、ちょっとした覚書を。

廃刀令が発布され、一般人の帯刀は禁じられた幕末。 しかし、例外的に帯刀を認められた組織があった。 名を「新鮮組」という。 彼らの振るう刀は刀に非ず。妖を絶ち切る包丁なり。 新鮮組…

　とるに足らない単発エッセイ集です。 　とり肉足らない奮発してください（ 　思ったつれづれを垂れ流していく公害……ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ落書き帖をこしらえてみました。 　ちらちら近況…

焼肉を綺麗に食べたい男と焼肉を綺麗に食べられない女の話です。たぶん。

わたし心を綴りました。 わたしってこんな人、こんな女なんだとわかるでしょうか。短歌を書いているとわたしはダメね、と思ってしまうほど、常に過去の出来事が浮かび悩みます。

【人体被食描写注意】身長2mの口裂け舌裂け男が、人間をバリバリ食べるお話です。 草森ゆきさん主催『死別ブロマンスを書いて欲しいリターンズ』に寄せて執筆しました。 ほぼ出落ちの性癖…

社会に馴染めず弾かれ引きこもっていた繭(まゆ)は自宅で呆気なく死んでしまった。死の間際に繭の感じた『自分はこう生きるべきだったのではないか』という想いが呪いを生んで芽を出した。 …

　木高影斗（きだかかげと）はいじめられっ子である。 　学校に居場所はなく、友人などいるわけがなく、親しい人すらいなかった。 　いや、正確には一人だけ、幼なじみの入間日向（いるまひ…

　5年前、世界の各地でダンジョンが出現した。 　攻略すれば巨万の富に値する力が手に入るという。 　限界成人男性の俺は、ダンジョンに潜り一攫千金を目指すことにした。しかし、実際に中…

過去に人だった者たち、生物という理から外れた者たち。アンデッドと呼ばれるソレらが闊歩する世界は、一旦崩壊してもなお大して変わらず、日常は漫然と過ぎていく。 美しい肉を持つ、小さな…

最近忙しい様子の友人の家に肉を食べに行く。 彼は既婚者で、今日は彼の妻は不在のようだった。 友人が振舞ってくれた肉はとても美味しい肉だった。 彼の家の階段にはなぜ赤い染みがあった…

猫好き男が30歳の誕生日にトラックに轢かれそうになっている猫を助けてその生涯に幕を閉じた。 目が覚めるとそこは異世界で自分は猫に転生していた。 猫になっていることに驚愕していると…

　図書館に行った際、料理など作らないのに料理の本を手に取ることなどないだろうか。 　私はよくある。食べることが好きだから、料理の本を読むことで食べた気分になるのだ。 　今からあな…

神喰いの花嫁――。それは神に嫁ぎ、神の肉を食べて死ぬ少女の呼び名である。大正時代風の世界を舞台に、死と再生を繰り返す神とその花嫁に選ばれた少女が出会い結ばれる。 生まれも育ちも違…

その日は、その娘にとって人生で最も幸せな日になるはずだった。 だが無惨に殺された。 結婚式の参列者たちの目の前で、花嫁が何の前触れもなく破裂したのだ。 村は恐怖に陥り、ただ…

　神話生物が顕現し、人間と戦争をしている時代。四獣は人間の軍に敗れ、人間の姿となって罪人として肉刑を受けていた。 　しかし彼らは記憶喪失になっており、自分たちが罪を犯したという記…