「咲く 花」を含む小説

小学五年生のトモキには大きな悩みがある。 彼は口うるさいネコマタ、マタヲにつきまとわれているのだ。 マタヲはトモキのパートナーだといい、つぼみがついた花の入ったビンを持っていて…

　死者からは純白の花が咲き誇る。死者に咲く花を生者から守るのが「墓の守り人」と呼ばれる一族の務めであった。隔離された墓場で孤独に生きるはずであった墓の守り人のイエンは、しかし、掟…

誰からも愛されなかった黒猫は魔女トネリコに拾われ、バルという名前をもらう。ある日、トネリコは四年に一度だけ咲く花を求め、意気揚々と出発するのだが……。 【猫の日記念】カクヨム文…

弱小貴族の娘、フォニカ・スリーグ。 大貴族である本家の娘、アイリーネに仕える従者であり、彼女の傍で一生を過ごすつもりだった。 互いの魔術を杖に賭しての技比べ――決闘で、杖を交わす…

前作を仕立て直してみました！ちょこちょこ違うところが出てくると思いますが、温かい目で読んでいただけると幸いです！

父の仕事場に向かう機会があった。ふと父の机を見るとそこには一枚の写真が小さく、控えめに飾ってあった。 （エッセイです）

心に傷を負った女、片須恋。彼女は過去の罪を清算するために一人の男を追っていた。彼女の前に立ち塞がる猟奇的で、神話的な事象──それは、一つの点に収束していく。クトゥルフ神話をモチー…

【己】の思うがままに書きたかっただけです！　それだけ！ 鯨伏 来夢／イサフシ ライム様　やがて、桜の花も咲く頃。――春待ち三題噺集。 https://kakuyomu.jp/…

好きという感情はどうして芽生えるのだろう？ 恋を知らない主人公美咲が恋を知るまでの物語。

東西内戦下のプラフヴァン。 憎悪と烈火渦巻く激戦区から程遠い、のどかな郊外の外れにも、互いを分かつ鉄柵は敷かれていた。 諍いにほとほと疲れ果て、錆付き棘も抜けた鉄柵の傍に咲く二輪…

『夏のいなずま』の前日譚、長田桃世のおはなし。 作中、華やかな世界に生きた長田桃世の春は、その想像とは大きくかけ離れた、切なくて大きな分岐点だった―――。 4月の始め、あるきっ…

布施は公認会計士試験に合格し、監査事務所に勤めた。同僚たちに足を引っ張られ、他人の金を盗む人間と濡れ衣を着せられる。異常性格者の大膳副理事は興信所による尾行を始める。エスカレート…

ガールミーツガールな恋愛小説です

小学生のころ、同性愛者であることが広まり、いじめられていた漣 恭輔(さざなみ きょうすけ)は中学生になり１人の青年と出会う。その青年は…

秋、世界が赤く染まる季節。燃えるような花に囲まれて知る。 友の気持ち、その痛み。 わたし（舞香）の趣味のひとつはロードバイク。 自転車を傍らに、感じたことを書いています。 本…

表紙イラスト 志佐文代＆布津斎文（祓い屋バージョン） https://kakuyomu.jp/users/kuroishiren/news/1681802321228513161…

姿勢がよくなる付け襟から魔法使い殺しの槍まで、不思議アイテムショップは様々なアイテムを取り扱っております。 アイテムショップ店主である彼女が訪れたあなたに必要な品をオススメしまし…

高校二年生の少女・叶望は、友達になろうと声をかけた同じクラスの彼方に、間違えて「好きです」と言ってしまう。 それをきっかけに二人は友人となり、幼馴染二人組の真秀と美穂を加えて四人…

　夜の散歩をする千景は、泥地の中に足が埋まった女に出逢う。彼女が抱えているのは、赤ん坊。泥の中に引きずり込まれた彼女を、しかし千景は助けられなかった。彼女が徐々に埋まっていくのを…

花屋敷　九曜(はなやしきくよう)は、花屋を営みながら殺し屋組合【日出処の暗】に所属していたが、とある事件をきっかけに殺し屋稼業を休業し、花屋に専念していたところ――殺し屋組合の同…