概要
せめて、お月さまが霞んでいなきゃねぇ。母親のところに帰せるんだけど。
夜の散歩をする千景は、泥地の中に足が埋まった女に出逢う。彼女が抱えているのは、赤ん坊。泥の中に引きずり込まれた彼女を、しかし千景は助けられなかった。彼女が徐々に埋まっていくのを、何もできずに見つめるだけだった――。
※鯨伏 来夢/イサフシ ライム様ご企画「やがて、桜の花も咲く頃。――春待ち三題噺集。」参加作品です。
選んだお題は、〝辛ー「泥地」「朧月」「戌」〟。
(https://kakuyomu.jp/user_events/16818023212011498956)
※妊娠にまつわる辛い話があります。ご注意ください。
※妊婦に腹帯を強要するものではございません。
※「小説家になろう」「Nolaノベル」にも掲載。
※鯨伏 来夢/イサフシ ライム様ご企画「やがて、桜の花も咲く頃。――春待ち三題噺集。」参加作品です。
選んだお題は、〝辛ー「泥地」「朧月」「戌」〟。
(https://kakuyomu.jp/user_events/16818023212011498956)
※妊娠にまつわる辛い話があります。ご注意ください。
※妊婦に腹帯を強要するものではございません。
※「小説家になろう」「Nolaノベル」にも掲載。