「不思議文学」を含む小説

人間には色がある。 赤、青、黄、黒...様々な色でこの地球は溢れている。 ただ、ここにたった一人、白色を持った人間が存在する。 白は特徴が無い。逆に言えば、自由自在に変わる…

詩のような文章の小説。文体の美しさ、それを意識しました。春夏秋冬……彼は不思議な世界へ迷い込んでしまいました。そしてもう一度【君に会いに行く】んです。

宇宙の最果て、星の消える場所。 私は 俺は ずっと君を待っていた。

──遙か彼方、神代の向こう。 ──僕達は星だった。 高校生と宇宙の夢の話。

クリスマスイブの夜。カップルが、たまたま見つけて入った料理店。 そこは奇妙な注文が繰り返される「注文の多い料理店」だった。 お互いにイライラして喧嘩をしながら、お店が出す”注文”…

　人は誰だって、物心つく前から抱えているものがある。 　蛇が嫌いな女と、蛇が怖い少年。 　出会い、語らい、そしてそれぞれのカルマと向き合い、選択する。 　＊未成年を性行為に誘…

各話、独立したお話になっています。 そうして余計なお世話かもしれませんが、筆者がボソボソ前説をしております。 登場人物は、与平さん。商社マンのあなた。ボウボウ鳥とオロオロ鳥。犬…

探し物が出来る能力を持つ少女、杏子。 杏子の特殊能力に興味を抱く少年、龍吾。 一緒に落とし物を届けに行ったことから、二人はとある事件に巻き込まれる。 落とし物に関わる人たちそれぞ…

死んだらどうなるのだろう？ 生きているって何だろう？ 私はなぜ「私」なのだろう？ 子供の頃、ある日の夜に、そんな呪いに突然罹ったことはないだろうか。 私たちはやがて大人になる…

ある日、周りに見向きもされず抑揚のない日々を過ごす主人公は河原にあった一つの石に生命を見出す。 想像と現実が絡み合う不確かな世界の物語。

すべての登場人物が眠ったまま、夢を見ている中で織り成される不思議な物語。亜空間物質転送装置によって、夢の中のものが現実に現れたり、現実のものが夢の中に現れたり、色々な現象が起こり…

雑踏の夕暮れに僕は立ち、息をひそめて待っていた。 「記憶」の辻に僕は立ち、君が来るのを待っていた。 そう、君だ。 「君を」待ってた。 ～　人生は ただ歩き回る影法師　～ …

逢魔時（おうまがとき）は昼と夜が移り変わる時刻。人の目が宵闇の暗さに順応する前の状態にある時間帯のことを言うのだそうだ。闇に慣れると人の目は宵闇の暗さに慣れ、暗闇の中でも物の形が…

大学進学を機に都会だと思っていた場所の最果ての地で生活することになった陽翔（はると）は、大学で開かれたイベントである女の子に出会う。単純明快で明るく素直な彼女に惹かれた陽翔はその…

SF的要素は殆どありませんが、敢えてSFのジャンルにしました。 夢の中の世界のような奇妙奇天烈な話です。 一日で、「てや～っ！」と書き上げた作品です

　「普通」の日常の中で、目立たない「普通」の女の子でありたい。 　だから私は、空想に遊んだ幼い私も、かつて憧れた不思議の国も、すべて昔の記憶の中に捨ててきたはずだった。 　そして…

そこは芸術を愛する者が集まった町。 その町の人々は芸術を何よりも大切にした。

海辺の家に引っ越してきた「私」は、海の上のピアノ教室に通い始める。私の手の水かきを見て、「先生」は言う。「君はそのままでいればいい」 と。その瞬間、眼に映るすべてがいとおしく、狂…

第３２回織田作之助青春賞、三次の話です。 読みやすくするために、すこし隙間をあけてみました。 たくさんの星や応援のハート、ありがとうございます。 レビューもうれしいです。 …