「はぐれ」を含む小説

――ふるさとの記憶は、僕が生まれる以前のものから。今でも克明に覚えている。 主星の末期。太陽が肥大化して母と僕の惑星上から生き物たちが消えた。見渡す限り一面に広がる赤茶けた大地…

のどかな山村に祀られている《はぐれ神》ガウは、その村の巫女シャラに、便利屋の様にこき使われていた。 そんなある日。シャラと町に買い物に出たガウは、隣村の神ダイラと、その巫女リミに…

　家族とはぐれたたぬきさんと、親を知らないきつねさんのお話です。

大陸の北部に位置する国ルマーダ。 そこは魔女と呼ばれる常ならざる力を持つ者達が二つに分かれ国の覇権を争っていた。 一方は天使と契約を交わした白き魔女。 もう一方は悪魔とまぐわっ…

少年は迷子になっていた。 どこで家族とはぐれたのか思い出せない。 ただ気が付いたら見知らぬ森の中にいた。 美しい魔女に拾われた少年が彼女の真相を知って行く物語。 ※note、…

陰陽師と物の怪たちが戦っていた時代。かつて安倍晴明の門徒、淡路ひろつなは今でははぐれ陰陽師となり、物の怪退治にて日々小銭を稼いでいる。そこへ安倍晴明の兄弟だという狐の物の怪が淡路…

　そこは異世界から来た勇者の活躍によって、魔王のいなくなった平和な世界です。 　勇者と一緒に世界を救った、目つきの悪いアレックスくんは半人半魔の凄腕剣士、そして可愛いエルフのノエ…

　群れからはぐれた渡鳥が一羽、風にも抗えず飛んでいた。自分の後に続いて飛ぶ者は誰もいなかった。 　羽根は汚れ、北極星は曇天に隠されて、もはや失うものも飛ぶ理由など無いはずだった。

　王都の一等地にある煌びやかな水晶の建物。 　荘厳さをかもしだすその建物の北側に、ちょこんと立った掘っ立て小屋のような二階建ての建物。 　正式名称「総合ギルド庶務六課」………

　勇者連合軍に敗れ、意識を失った魔王（主人公）が目覚めるとそこは魔族が絶滅した未来の世界だった。 　世界では魔族に代わって魔徒と呼ばれる怪物と人族たちが戦いを繰り広げており、強…

全てが終わった世界 仲間とはぐれたエリーは1人孤独に吹雪の中1歩1歩懸命に足を動かしていた。 行き着いたそこで人類を滅亡寸前まで追い込んだ1台のAIと出会う。 本来相容れぬ者が交…

高校の入学式。 賑わう教室の中で、桐谷利奈（きりたに　りな）は独りだった。 友達を作ろうという気はない。自分の性格を知ったら、爪弾きにされると分かっているからだ。そして自分を曲げ…

　ジギタニア王国に１５年前突如として現れた巨大迷宮、「タリスマンの迷宮」。平和な街は壊滅し、王は迷宮調査を命じた。迷宮の調査を進める宰相は迷宮攻略省（ラーム）を設立、ギルドを置い…

詩集です。作者:やみほたる（鴇羽ほたるの黒の方） 暗いです。風刺みたいな感じを目指してます。 僕は「みんな仲良く一緒に」からはぐれてしまった。

じりじりと焦げるような真夏の休日。 花梨は志真が働く喫茶店へ、アイスコーヒーを飲みに行こうと出かけたのだが。 お守りを失くした受験生の女の子、子供とはぐれてしまったお母さん……道…

ふと頭に浮かんだ、倫理観の欠片もないような短編の物語たちです。残酷な表現や、不快な表現もあるかと思いますので、読まれる方は十分にご注意ください。 本作品に犯罪行為を賛美したり、…

　遊園地で迷子になったら観覧車へ――というのが、うちの合言葉だった。おおきくて、どこからでも見えるから。 　夢月七海さんの自主企画『同題異話・五月号　頭上で回るは観覧車』に参…

【幼馴染の“お兄ちゃん”と、ずっと一緒。】の 主要な人物たちの幼少期について。 これを読んで頂き、本編も楽しんで下されば･･････。 プリシラは２つ年上のリムに幼い頃から頼っ…

小説のタイトルを交換して書いてみようと言う企画で書きました作品です。 短編です。

友人達と共に主人公板見霊太は、地元で有名な心霊スポットに遊びに来ていた。寂れた廃村、薄らと漂う霧、奥に進むに連れ、突如霧が濃くなり、板見は、友人達とはぐれてしまうのだった。はぐれ…