頭上で回るは観覧車

作者 野々ちえ

79

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★★★ Excellent!!!

遊園地の観覧車を見上げる「私」。迷子になったら、ここに集合するのが子供の頃の約束だったが、現在は……。
どん底の主人公に起きた出来事に、はっと息を呑み、じんわりと心が温かくなります。
人生の中で、辛いことや悲しいことをたくさん経験した彼女だからこそ、辿り着けた心境に、エールを送りたいです。

★★★ Excellent!!!

「遊園地で迷子になったら観覧車へ」
〜それは家族との約束、合言葉〜

生きていれば、理不尽なことや辛いことが襲いかかる時が誰しもあると思います。
不幸な出来事ほど続いたりして、追い打ちをかけられたり。
この物語のヒロインにも、ひどく辛いことがありました。
けれど、思い出の観覧車にやって来た彼女に、出会いと再会が訪れます。
言葉が胸にグッとくる。
そして、読んで癒やされている自分に気づきました。

★★★ Excellent!!!

真面目で優しい人が、悲しむようなことになるのは何故だろう。
そこまで落ちてしまうほど、追い詰められなければならないのは何故だろう。

真面目であればいいなんて思わない。優しければいいとも思わない。
でも、そういう人達が少しでも楽に呼吸できるような世界であって欲しい。
この作品を読んで、そう祈りたい。

★★★ Excellent!!!

 同じタイトルでいろんな作者さんが物語を思い思いに書く企画「同題異話」に参加されている作品です。

 この作者さんの作品はほんとにどれも素晴らしくて、私はこの方のファンを自称しているのですが、今回オススメしたいのはこの物語の「構成」について。

 本当に、物語の運び方が抜群にお上手なんですよ。もちろん物語としての完成度がすでに高いのですが、「この物語はどうして面白いのか」というひとつの要因に、物事の配置があると思うのです。
 言い換えれば「どういう状況から」「どういうキッカケがあって」「物語がどの方向に動くか」ということなのですけど、このあたりのテクニカルな部分もすごく自然で、だからきっと読む手が止まらないと思うのです。

 物語を書かれている方にこそオススメしたい、お手本になるような物語。ぜひ、ご覧あれ!

★★★ Excellent!!!

辛い出来事があって主人公は思い出の場所である遊園地の観覧車へ足を向けます。
そこは幼いころ迷子になった時のために両親と決めた目印の場所でした。

そんな観覧車の下で主人公はある人物に出会います。
そして、その人と話すうち主人公の心は段々と上向きになって……

辛いことがあると私だけ辛いと思ったり、人の悪いところばかり目についたりしてモヤモヤしてしまう……誰でもそんなことがありますよね。
でも誰か他人と話すうち、辛いのは私だけじゃないし、世の中にはいい人もいると気づける瞬間がある。
そんなことを思い出させてくれるお話でした☆