そこから再び歩き出す、これは再起の物語。

 同じタイトルでいろんな作者さんが物語を思い思いに書く企画「同題異話」に参加されている作品です。

 この作者さんの作品はほんとにどれも素晴らしくて、私はこの方のファンを自称しているのですが、今回オススメしたいのはこの物語の「構成」について。

 本当に、物語の運び方が抜群にお上手なんですよ。もちろん物語としての完成度がすでに高いのですが、「この物語はどうして面白いのか」というひとつの要因に、物事の配置があると思うのです。
 言い換えれば「どういう状況から」「どういうキッカケがあって」「物語がどの方向に動くか」ということなのですけど、このあたりのテクニカルな部分もすごく自然で、だからきっと読む手が止まらないと思うのです。

 物語を書かれている方にこそオススメしたい、お手本になるような物語。ぜひ、ご覧あれ!

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