なくても生きていけるけど。
- ★★★ Excellent!!!
「音楽」と「菓子」。それは言ってしまえば人が生活する上で、なくても生きていけるものかも知れません。
この物語はその「なくても生きていけるもの」を生業とする二人の物語です。
菓子、特にチョコレートは身体に悪い面もあり、音楽に至っては奏でることが「気楽なもんだ」と捉える人もいるでしょう。虚学なんて実学と比べれば──、という風潮さえあるのかも知れません。
そんな言葉のトゲが二人に刺さり、「必要不可欠ではない菓子と音楽」で生きている二人は意気消沈するのですが……。
でも実はこの「菓子」と「音楽」、紀元前からある存在なんですよね。菓子は約5000年前から存在するし、音楽に至っては「最古の笛」が40000年前から存在しているとか。
生きる上で必ずしも必要ではないと考えられているそれらが、人類の長い歴史で今日まで残っているこの事実こそ、「実は生きる上で必要不可欠」だと言うことなのではないでしょうか。
この物語を通して、そんな壮大な歴史をも考えていただけたらな、と思います。
生きる上で必要でなさそうな「物語」を愛する人にこそ読んで頂きたい物語。おすすめです!