「腕だけ」を含む小説

　男は眉を寄せて少女を一層強く睨みつけ、トレンチコートからナイフを取り出して自分の袖を切り裂き、腕に長く傷を付けて叫んだ。 「“スカーフェイス”！」 　傷口が開き、男は歯を食いし…

「あっ！お父さんのアレって高く売れないかな」 「アレ？」 「ほら、アレよアレ」 「渚、主語がないわ、主語が」 「いや、だって私アレなんていうのか知らないもん」 「なによアレって？…

剣の腕も中途半端、魔法も並み以下の残念冒険者・セフィー。 しかし彼女には自分のレベルを他者に貸し出してレベルを上乗せする事が出来るという唯一無二の特別な付与魔法を持っていた。 ひ…

優勝劣敗　弱肉強食　強きが弱きを食い尽くす とかくこの世は世知辛く　悪が蔓延る体たらく 諦めつかぬと仰るならば　お渡ししましょう悪魔の匣を どうぞ送ってきてください　恨み辛みと金…

此処ではない世界。この世界に産まれてくる人間は皆、身体の何処かの箇所に「変異部位」を持っていた。それは腕であったり足であったり、直接目に見えないところであったり。変異の場所も、変…

　ようこそ未来へ、時代遅れの兄ちゃん！　まったく、生えたカビも変異するようなクソ過去から遠路はるばるよくぞおいでなすったもんだぜ。（物好きにも程がある！） 　さあ、何が見たい？　…

喜潤が助けた少女は両腕がなかった。 彼女の両腕は喜潤と17年間一緒に暮らす飾が「食べた」らしい。 飾は喜潤の面倒を見てくれている女性だ。 だが、喜潤は飾について何も知らなかった。…

三題噺。今回は「小説家になろう」内の方からお題をいただきました。 「日本酒、ハサミ、腕時計（童話）」。 童話の三題噺と言うのはなかなか試した経験がなく、ぐだぐだ感がでておりま…

※【7/12】作品全体の細かい文章の修正を行いました。修正箇所はこちらをご参照下さい（近況ノート：https://kakuyomu.jp/users/Ankhlore/news/…

　河野原高校女子ロック部部長のサキ率いる３ピースバンド「サキミキユキ」は、下手くそだけど学園祭ライブに出演すべく路上ライブで度胸試しをしたりと毎日練習中。 　しかし、女子ロック部…

あらすじ 魔法と蒸気技術が混在する世界。一人前の魔創士（マギクラフター）を目指すためにグラムの窯を訪れたアルノール。しかし其処は無法地帯もいいところなハチャメチャな街で…… …

■あらすじ 「迎えに、マーエラ」 まるで糸のような――光の繭に包まれた男は、萱野琴音《かやのことね》にそう言った。 ……紡ぎ人。 亜空間に糸を垂らし、様々な「道」を繋ぐことができ…

2人は幼なじみ、 毎日一緒に腕を磨く毎日。 そんな中突如、 世界が闇に覆われる！ 王道系ファンタジー小説ここに開幕！！！

三柱の女神によって創り出された世界。 その世界を滅ぼそうとした破壊の神が封じられて幾万年……―― “鳥籠”と呼ばれる施設に監禁されていた少年少女たちは、自らの意志と力で外…

　主人公の「俺」は、友達もいない、彼女もいない、単位もない、そんな大学生活に不充足を感じている。 　ある日、パチンコ屋でよく顔を会わせる同じ大学生の「角男」に彼女ができたことを知…

▼あらすじ 　鬼丸泰一《おにまる・たいいち》は三十四歳の警察官。 　ある日、癌の宣告を受けた泰一の前に、ルナとソルという二人の美少女が現れ、襲いかかってくる。だがそれは泰一の腕前…