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概要
押してダメなら諦めろ
「あっ!お父さんのアレって高く売れないかな」
「アレ?」
「ほら、アレよアレ」
「渚、主語がないわ、主語が」
「いや、だって私アレなんていうのか知らないもん」
「なによアレって?」
「ほら、お父さんの机の上にあるアレ、透明ケースに入ってるヤツ!」
「ああ、アレかぁ・・・・・・」
「アレね・・・・・・」
「そうアレ」
三人ともアレしか言ってないのだが、思い描いている絵は同じようだった。
ただ、それを表現する言葉が出て来ない。
「ああいうのなんて言うの?」
三人が腕を組んで考える。
「戦艦?」
「ソレだ!」
「ソレ!」
海の一言に港と渚は指差して疑問が解けた事への喜びと同意を示した。
「騒がしいわね」
「そうですね」
台所で食事をしている愛と片付けをしている岬が居間の方を振り返る。
あらすじ
「アレ?」
「ほら、アレよアレ」
「渚、主語がないわ、主語が」
「いや、だって私アレなんていうのか知らないもん」
「なによアレって?」
「ほら、お父さんの机の上にあるアレ、透明ケースに入ってるヤツ!」
「ああ、アレかぁ・・・・・・」
「アレね・・・・・・」
「そうアレ」
三人ともアレしか言ってないのだが、思い描いている絵は同じようだった。
ただ、それを表現する言葉が出て来ない。
「ああいうのなんて言うの?」
三人が腕を組んで考える。
「戦艦?」
「ソレだ!」
「ソレ!」
海の一言に港と渚は指差して疑問が解けた事への喜びと同意を示した。
「騒がしいわね」
「そうですね」
台所で食事をしている愛と片付けをしている岬が居間の方を振り返る。
あらすじ
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