「ただし負けない」を含む小説

「もう君の役目は終わった」 そう言ってパーティーを追い出されたのは、ユニークスキル『調整士（コーディネーター）』を持った冒険者コウヘイ。 ユニークスキルを持ったものは、他の通常ス…

姉が将棋のタイトルホルダーであり、涼徳高校将棋部部長の僕は、まだ団体戦で１勝もしたことがない。そして、三年連続Dチームで出場することに。チームメイトが初優勝を目指す中、僕は初勝利…

相手を苦戦させつつも最終的に絶対負ける。 そんな戦いぶりから『噛ませのカゲヤマ』の異名をとったVRプロゲーマーが居た。 大会で手痛い敗北を喫し、ついに引退を考えるのだが……。 そ…

目が覚めると俺は自分の部屋に居た。いつものように母親の小言をやり過ごして学校へと向かう。駅に向かう道に出ようと角を曲がった瞬間にそれが起こった。 きっと、あのバナナの皮が非日常…

――見せてやるから、ついてこい 　ここが人間で居られるかの境界線だ、と伝えるような瞳を彼は向けていた。 ――私たちは魔法少女！　アンタたち人間を食べる奴らを浄化する正義の…

俺、“高木周兵”は、今日も委員長である“川崎倫”に朝から絡んでいる。 というか、朝だろうが昼休みだろうが放課後だろうが、委員長のいるところ、常に俺がいると言っても過言ではないの…

ずっと妹ポジションとして扱っていた年下の幼馴染が同じ高校に通うことになった。 「もうお兄ちゃんなんて呼ばないから！」 そう宣言されたものの、やっぱり僕は妹ポジションにしか見る…

初めて会ったのは確か秋の頃だったでしょうか。雨が降ったり止んだりを繰り返す、その季節に似合いの変わりやすい空模様に負けないくらい、ころころと表情を変えるきみとの日々はとても短かっ…

これはただのどこにでも転がっている英雄譚。ある雨の日に彼に拾われた2人は世界の真実を知り、彼を殺す事を誓う。晴れ晴れとしたクソッタレな空の下で。積み上げられていく英雄譚はいずれ輝…

はじめに 　　　　　 　わたしことwillは、遙かな以前、HPでオリジナルファンタジー世界のBBSRPG（掲示板を利用して行うテーブルトークＲＰＧ）のゲームマスターをやってお…

悪役王子の僕は、主役の王子に戦争に負け、国を乗っ取られた。この世界には様々な種族が生きている。主役の王子は人間以外を排除しようとしてるようだ。例えゲスいと言われようとも、勝てば官…

「みなさん、今日は実は地球最後の日なのです」 　朝のニュースで宇宙の映像が出された。そこにはものすごい勢いで地球に向かっている、地球に負けないくらいの大きさの星が映っていた。 「…

　事故で命を落とした護（まもる）は、白い部屋で女神を名乗る存在に出会った！ 　彼女は異世界転生――ではなく、ある条件を達成すれば護を生き返らせてくれるという！ 　その条件とは、…

灰色の髪と空色の瞳を持つ、人未満の青年シュラ。 理不尽と不条理の跋扈する世界で、家族の為に血を流す彼にもついに限界の時が来る。 魔法が使えず生まれ持った身体能力と体術だけで強大…

2025年、世界各国の宇宙開発は火星や月といった地球以外の惑星に向けての探査計画が本格的に進んでいた。 アメリカは民間の宇宙開発企業と協力して火星や月に基地を共同で建設すること…

高度なAIを搭載した「iドール」と呼ばれる、実体を持つ電脳人形が流行る世界。高校生・増田林太郎は一体のiドールを購入し、クルミと名付ける。同じクラスの本物のアイドル、黄木里奈に負…

　神々や魔法が実在する異世界、秋津洲皇国の帝都新京で、女子大相撲の美少女力士天ノ宮は悩みを抱えていた。それは幕下の壁を突破できないこと。幕下を突破すれば十両として関取になれるが、…

何をするにも才能のある人って居ますよね。何やっても上手くやれる人とか、何かについては誰にも負けない、とか。でも、人って才能だけで生きていくのはほぼ不可能だと思うんです。「才能」が…

8話目以降は手の目さん（https://kakuyomu.jp/users/tenome）が書いてます。 一向に更新されない本作に痺れを切らした結果、自ら続きを書くという強手を放…

機械音声は「ショウギ」を指せと命令した。負けた方は死んでもらう、とも。日本旅行の最中、何者かに拉致されたネルソンは足を鎖に繋がれ、イザベラと名乗る女と知らない部屋にいた。将棋のル…