才能

RURI

才能


 こんにちは、RURIと申します。今回は「才能」をテーマに、好き勝手書いてみたいと思います。


 先に言っておくと、私は才能って無くてはならないモノ、だとは思いません。あれば有利なのは間違いないですが。


 私がこの様に考える様になったのは、大学受験がきっかけでした。私にはずっと行きたいと思っていた大学があったのですが、私にとってはあまりにも高い目標でした。というかそもそも、私は高校受験の時に模試の成績が奮わず、第一志望の高校を一般で受験する事が叶わず(推薦では落ちた)、レベルが変わらない第二志望の高校に進みました(校区外じゃなくなる分受かりやすかったので)。結果的にはこの高校で出会いに恵まれ、私にとってかけがえのない時間となったのですが。

 で、行きたい大学というのがなかなかレベルが高くて、予備校とかの合格実績に集計される位の所でした。正直、高校の中でもほんの上位数人が行けるかどうか、というレベル。ですが、高校で初めて受けた進研模試では(詳しくは覚えていないのですが)80番台とかそのくらいだったかと。張り出されていなかったので少なくとも50番に入っていなかったのは間違いない。進研模試の指標だと、「国公立大ボーダー」というレベル。あ、ちなみにウチの高校は理数科が160人なので、学年で真ん中ぐらいの成績ですね。


 で、そこから親にも無理言って予備校に入れて貰ってとにかく頑張ったのですが、まあ目標まで全然届かなくて。それなりに成績は伸びていたのですが、遠い目標は遠くにあるままで。部活もやっていたのですが、目標とのギャップがあまりにもありすぎて、インハイを待たずに2年の新人大会までで引退(私の学校は引退時期が選べたので)することを選ばざるをえませんでした。


 正直、これ以上はもう無理! って位に受験、受験、受験……という生活を送ってました。移動時間とバス待ちのスキマ時間はスマホで英単語や英熟語、学校の休み時間は移動教室とトイレに行く以外は化学とか数学の問題をひたすら解きまくって、学校から直で予備校に行って10時過ぎまで籠もって、という生活。土日は学校が無ければ午前10時~午後10時まで予備校で勉強漬け(体が持たないので朝は長めに寝てた)、だから平日は5時間ほど、土日は10~11時間ほどの勉強時間をとって体調を崩さない限りは基本的には休み無し、という感じでした。あ、高校が7時半~5時まである学校だったので、感覚としては1日中勉強してるイメージでした。


 こんだけやってるのに、自分より成績が良い人は沢山居て。遊びに行った記憶もほとんど無いし、部活辞めてまでこんだけ勉強しているのにまだ叶わないのか、と。これが才能の差なのかなぁ、って。中学時代も真面目に宿題はしたけどそんなに根詰めて勉強してきた訳でも無かったし、小学校時代も別に人並みにしか勉強してきてなかったからその差なのかもしれないけれど、高校に入ってからはもう削るところが無いという位勉強してたつもりだったから「自分には才能が無いんだな」と思うタイミングがいくらでもありました。数学は全然解法が浮かばないし(解説読めば理解出来る)、暗記はメッチャ苦手だし……。でも、中には英語の例文とかその場でパッと覚えられてしまう様な人とか居て、羨ましく思うことも多々ありました。


 おまけに、3年間、模試で学年1位を一度も譲ること無く駆け抜けた子が居まして。記述模試なのに数学で満点を取ったり、どの教科でも9割を当たり前の様に取ってたり……。「格が違うってこのことか」と、幾度となく感じさせられました。


 ただ、そんな中でも、2年生のセンター同日模試で点数がグッと伸びまして。前回の模試から英語だけでも一気に50~60点アップ、全体でも確か120点とか上がって、ようやく結果が出始めて。もちろんそうなると学校内での順位も上がって、判定もE判定しか取れずにいたのがDを初めて取れて。そして結果が出始めてからはどんどん成績が伸びていって、校内順位も10位とかに入れる様になって。最終的には目標点には20点ほど届かなかったのですが、無事に第一志望校に合格!


 こんな経験を通して、「才能が無くても大抵のことは努力で何とでもなる!」と考える様になりました。本気で達成したい目標なら、そこに向かってとことん頑張れば良いのだ、と。時間はかかるかもしれないけれど、最後にはちゃんとその目標に手は届くはずだ、と。出来ないならば、出来る様になるまで頑張れば良いのです。


 とはいえ、才能はあるに越したことはないと思います。先述した学年トップの子は、実はもの凄い努力家でもあって、人一倍勉強する子でした。だからこそ3年間トップで居続けられたのだと思うのですが、やはり彼には才能もあったと思います。で、私が何を言いたいのかというと、「才能がある人が努力すれば、誰も敵わない」ということ。あらゆることのトップランナーというのも、きっとそうなんだと思います。才能にあぐらを掻くことなくそれを磨き、高めることを怠らなかったからこそトップで居続けられるのではないでしょうか。どうしても努力は見えにくい部分なので「あの人は才能があるから」と言われるのだと思いますが、実は努力量も半端じゃないのだろうと、私はそう思っています。



 他のことについても、私には特に際立った才能がある訳ではないと思っています。だからこそ、こうしたいと思ったら人より頑張らなきゃいけないと思うし、そうしなければ目標は達成出来ないだろうな、と思います。


 長くなっていますがもう一つだけ。「好きこそものの上手なれ」でありたいと思っています。私の場合、長らく海や生き物が好きだったので、そのことに関しては誰にも負けない、負けたくない、と。将来的に海に関わって生きていこうと考えているのもこれが理由ですね。

 でも、この「好きこそものの上手なれ」はどんなことでも言えることでして、カクヨムについても同じです。正直、カクヨムは軽い気持ちで始めました。当初はこんなに読んで貰えるとは思っていなかったし、「一度小説を書いてみたいし、コンテストにも応募してみたいな」という程度。文章を読んだり書いたりするのは好きだから一度やってみたい、とそう思っただけでした。だけど投稿を始めてみて、コメントや星やハートを貰えたり、PVが伸びていったりする内にどんどん楽しくなってきて、「もっと上手く書きたい」「もっと読んで貰いたい」となっていきました。だけど、やっぱり私はまだまだビギナーだし、自分が納得出来る様な文章をいつでも書ける訳じゃない。自分より上手く書く方は数え切れないほどいるし、「こんな文章書きたい!」と思うことは沢山あります。でも、今の自分にそんな力は無いから。それがスラスラっと書けてしまう様な才能は持ち合わせていないから。だからこそ、他の方の文章を読んだり、自分で書く量を増やして、少しずつ力をつけていくしかないと思っています。


 長ったらしくなって、自分で言うのも何ですがまとまりの無い文章になってしまいました。それなのにここまで読んで下さり、ありがとうございました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

才能 RURI @RURI-chrysipteracyanea

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説