「話さないでね」を含む小説

【あらすじ　800字程度】 大国ペラは、川向うに小さな島を抱えている。名前は『死の島』。死者の魂を集めて供養する葬送人の居住区である。 葬送人トトは、深夜のペラの街中で彷徨ってい…

友達は私に言った、「一切話さない、動かない人型の者。それは『人形』だよね？」 私は友達に言った、「それはそうでしょ、『人形』って『人』の『形』って書いて『人形』って読むんだから」…

山口拓治にとって高橋玲奈は「話さない人」という印象だった。 高橋玲奈は人と話さない、陽キャどものようなスキンシップをとらない人に見えたからだ。 山口拓治の最初の最初の印象はどう…

結音（Yuine）さま主催自主企画 【「わらべうた」を題材に。ひとかけらの物語を！】 https://kakuyomu.jp/user_events/16817330661900…

音は時に、人を泣かせ、笑わせ、楽しませ、そして時に、誰かを傷つける凶器になることもある。 　事故により失語症を患ってしまった箕輪ほのかは、声だけでなく心までも閉ざしてしまった。…

何の変哲もない、田舎とも都会とも言えないその街の片隅に、一軒の喫茶店がある。 　菅野会話珈琲喫茶と書かれた看板の下、ガラス張りの、中の様子がよく見えるドアにはこんな張り紙があった…

山田優也。 この物語の主人公。 　本を常に読んでいて静かだ。親友の修斗と話す以外基本話さない。いわゆる陰キャラという奴だ。 　ある日罰ゲームで幼馴染で私立高松高校のアイドルと言わ…

何度も同じ夢を見ていた漱は、その夢の意味について考えるために、通いなれた海岸に行くことに。 そこには、見たことのない女性が潮風に吹かれていた。 美しいその女性に惹かれ、漱は毎日海…

「他人と比較してものを考える習慣は、致命的な習慣である」と、誰かが言った。ならばと思い私は、過去の自分の過ちと向き合う道を選んだ。 しかしそれはあまりにも過酷すぎて、自分で決めた…

比較的寡黙なダウナー系高校生ハルは、ある日の昼休み、意を決してあるトークネタを昼飯仲間に打ち込むことを決める。２話で完結予定 プログラミングが必修になったので、将来はちょっとS…

沈んだり、歩いたりして呟く独り言です。 第一回カクヨム短歌・俳句コンテストに寄せて、あちこちのサイトに投稿していたものを加筆修正しました。 https://kakuyomu.jp…

※ネタバレ注意 【キャラクター設定】 天池こより(あまいけ　こより):動物の言葉がわかる小学六年生。心優しくて、朝は弱いがしっかりもの。困っている人や動物は見逃せない。幼稚園のこ…

みち花に初めてできた、男子の友達、雪村くん。 彼は綺麗な顔立ちの、やんちゃな男子で、いつも誰かと楽しそうに笑っている。 そんな人だから私とも仲良くなってくれたんだ。 そう思ってい…

　「白のブリーフ。それ以外のパンツは不良がはくものだよ」と言い放ち、違うパンツを買ってきても捨てられる少年、咲々(ササ)。 　タンスには白のブリーフがみっちり詰められている。それ…

コンテスト応募用フォーマットのため、冒頭三話で完結。 また、下記に「長編化した際のプロット」と「キャラクター設定」を記載します。 参考：長編版として過去に書いた作品↓　※主人公…

　旧校舎の音楽室の鏡は異世界と繋がっていた。 　宮坂 悠は中学校入学早々、偶然その鏡の中へ吸い込まれてしまう。そこに待っていたのは、彼女を救国の聖女として呼び出した異世界の王子…

俺氏こと高杉 未来（たかすぎ みらい）は、ＦＰＳゲーをこよなく愛するヲタクだ。 中学時代は万年三軍で、女子ともまったく話さない、話せない、絵に描いたような陰キャだった。 ただ、…

ある一家で殺人事件が起きた。犯人はその息子だが、祖母だけはその場にいたのにも関わらず殺さなかった。 事情聴取中には支離滅裂なことしか話さないが、突然「これが初めての殺人じゃないん…

　誕生日プレゼントがきっかけで魔法使いの素質があると分かった黒羽ソラ(クロハ・ソラ)。そのままの流れで伝説の魔獣と契約したり、なぜか異世界転移&魔法学園に入学することに。その上、…

【あらすじ】 小学校の卒業式に勇気を振り絞って告白したクミコだったが、それから彼氏との進展は何もなく……。 モヤモヤとした思いを抱えたまま、中学一年生の二学期が始まる頃に『彼』が…