「祈り 短編」を含む小説

とあるきっかけで暗示が解けてみれば、現実はひどいことに。最低限の食事に最小限の睡眠、祈りの部屋から出るときは時間制限付きの監視付き。聖女はもはや過労死一歩手前・・・（大丈夫、僕が…

その夜、あたしは願った。対象がわからないままに、ただ祈っていた。 想いは想いを引き寄せる。 一途な想いは、時に何者をも歪ませる。 長い月日を経て、今、君を迎えにきたよ————

「導きの日」にまつわるお話です。空に住む人、大地に住む人、それぞれの視点で神様に祈りを捧げながら、すぐそばに居る大切な人と愛を育んでいく壮大なようでどうしようもなく小規模なお話を…

　旅の神官シャリナには秘密があった。祈りを捧げていない時でも神と対話することができ、しかもその声が彼女の実の兄のものに聞こえるのだ。歴史の裏側を教わりながら、人に紛れる魔族ルノア…

「そろそろだねえ」 こいつがそう言ったから、そろそろなんだなって思った。そろそろか。あたしは正直、あんまりやる気がない。 一緒にいる女と男。なぜ彼らは共にあるのか？答えが分か…

あらすじ----------------------------------------------- 　中学二年になった依代《よりしろ》招《あき》。 　クララとマールと又同じ…

さぁ、さぁ、そこ行く貴方。 下らない悲劇に、興味はございませんか？ ひどくありふれた、矮小な物語のひとひら。 ひどく歪んで、下らない、二人の『ニンゲン』の御話。 主人公は、『…

第一回イトリ川短編小説賞に参加した自作に対する反省会です。

「明日になったら、きみに逢える？」 小さく紡がれるものがたり。 てのひらの短編集。 　＋＋＋ 話に特に繋がりはないので、どこから読んでも大丈夫。 そんなふわっとしたお話たち…

　異世界召喚された私は、世界を大災厄から救うため毎日の祈りを捧げる聖女として真面目に務めていた。一年後には元の世界に戻れると聞いていたのに戻る方法はなく、白い魔物への供物にされる…

辛いことも、うれしいこともたくさんある人生だけど、うれしいことが多い方がいいなって思って書いた話です。そして、うれしいことが続くように祈っています。

スランプに陥っていた芸大生が出会った、遥か昔の彫刻作品。 彼がそこから得たものとは。 ※実在の彫刻作品がテーマとなっています。 https://www.tnm.jp/modu…

実際に私が大学生の時に、短編小説を書こうと言われて、原稿用紙３枚で書いて、先生に怒られた小説です。

　――何を読むべきか。なんてナンセンス。読めるものならなんだっていい。 　だって我々は「本読み」。 　人生で一番の楽しみは、大抵たった一人で完結してしまうのです。 　ナチュラ…

『筆致は物語を超えるか【雪を溶く熱】』参加作品です。 切ないお話を目指しました。

一人のスケオタが誕生するまでのお話。

鐘の音が響く中、光の一行は、白い道を覆い尽くす花を踏みしだいて進む。 世界でただひとり光に愛された「光の司教」は、毎年春を盛りにどこかの町を訪れ、従者を一人選ぶ。その従者がその後…

世界が終わる日。鐘の音が響く中、青年は一人の女と出会う。 「小説家になろう」にも投稿しています。

お題小説「ささやかな祈り」 短編

　夜だけが、その少女の世界の全てだった。 　その少女は、日が沈み空が紺碧に染まっていく頃に目を覚ます。孤独な少女はその箱庭で、草花や星月を愛で暮らしていた。歌い、祈りを捧げながら…