「恋愛(少し)」を含む小説

ふとしたきっかけで知り合った"僕"と"竜田 あき"。 ──けれども。 秋のイチョウ葉に攫われて彼女は消えてしまった。病に侵された僕の心を置き去りにして砂と潮の匂いに満ちた場所へと…

僕はいつも炭酸水を飲んでいる。 それはいつからだろう。あの時からだ。 あの時が起こった理由は？あの時に何があった？ これは全てを知った僕の回想録だ。

いつも、同じ夢を見る。 夢の中は夕暮れの茜色だった。隣には誰かいて、とても心地よい夢。どこか懐かしい景色を見ている様な気がして、主人公の佐々木 蒼 はいつも不思議に思っていた。…

　山根紀子﹙やまねのりこ﹚は、心の会に来ていた。 　心の会というのは、近所の奥さん﹙いつもテラテラと光る赤い口紅をたっぷりと塗った﹚が、開いた会で......

魔女とお見合いをした「僕」。二人で出かけると・・・。 とても短い連作読み切り。

　高校生の伊崎康市（いざき・こういち）は、幼馴染の村井若菜（むらい・わかな）にずっと前から片想いしている。 　そして、初心で律儀な性格ゆえ、彼女に対する好意を一途に貫き続けようと…

受験を控えた高校三年生の夏。 神代幸司郎は片思い相手である薬師寺稔とばったりと放課後の教室で出くわしてしまう。 稔の手には一枚の手紙、それは幸司郎が稔へ宛てた恋文だった。 「この…

大通りから一本入った閑静な住宅地の中に、俺のバイトする喫茶店と、彼女が勤める雑貨屋さんは、ぽつんぽつんと向かい合うようにして建っている。 ある夜ひょんなことから、今まで一つも接点…

悠木雅親は弟の友人である小鳥遊美咲に恋をしていた。初対面は地味だとばかり思っていた容姿も、今見れば清楚で可憐な優しい女の子。これまでは受ける事ばかりだった初の告白を、夏休みも明け…

ツイッターにあげていた140字小説でのまとめです。 読みやすくするのに行替えしたり微妙に直してたりしてるので、140字をちょっとオーバーしてるものもあります。 内容としては、ぞ…

今思えば、あの時声をかけていたら今の私は後悔しなかったと 思うことが有ります。 今さら後悔しても 何もはじまりません それに 過去はかえられません・・・ でも、ひとつの偶然が 新…

【短編】【一話完結】 新しい生活へ一歩踏み出すあなたへ送る微温のファンタジー。 不安にまごついたときは、ほんのり甘酸っぱいイチゴミルクキャンディ。

着ぐるみパジャマのOL女子は、異世界のオッサンの筋肉に興味津々です。

　遅れた春がやってきた。 　とても儚くて触れるのが怖いくらいの。 　そんな眩しい幸せを。 　君とハッピーが連れてきた。 大昔に書いた学園恋愛モノ。コミュニケーションロボット・…

-Opening narration- 　“遥か彼方の別の宇宙のまたどこか… 　宇宙人に拉致されて出会った二人は未知の惑星に降り立った。 　そこは地球そっくりだがまるで違う…

いつも通りの日常、そんな中にも、不思議なものは隠れている。 それは俺には見えなく、見なくても良いもの。いや、見ない方がいいものだ。 ただ、俺の幼馴染、現岡みやびは不思議を見つける…

※話数は多めですが、文字数は他作品と同じくらい（十万文字）を目指しています。 主人公である諸橋恵介・秀介兄弟は、違法な人体実験を行っている犯人を追う特殊部隊員である。ある日、彼…

友人のイラストから書き出した物語。 第二弾。 暖かな放課後の「女の子」。 自分がなにものかわからない「オレ」。 この二人の関係は？

　大学受験を控えた高三の詩織。幼馴染の郁彦とは顔を合わせる度喧嘩するのが恒例行事。今朝もそうだった。あの、あの仔猫に出会うまで...