「幸福とは SF」を含む小説

「自分が、幸福(不幸)と自覚するには、何が必要だと思いますか」 「認識力、でしょうか、自分が幸せなのか、不幸なのか、分からなければ始まらないかと思います」 読んでいただきありがと…

他人の相談を受けて手助けをするという奇妙な部活動、相談支援部。 そんな奇妙な部に所属する高校二年生、久田貞彦。 相手を決して否定せず、穏やかな笑みですべてを受け入れる部長、白…

老人は生まれ変わりを希望した。

　時はジェレミー暦24年、人類は幸福度診断システムを搭載したマイクロチップを脳に埋め込んで生活しており、世界各国はそのほとんどが幸福度に従った政治を行うようになり、文化や思想は幸…

昨今の情勢を背景に綴りました。 待っていたのは、既視感に支配された色の消失した空と、核が露呈した幸福だった。 　 ああ、もう最悪だ。 　

とある国に、『三日間だけ祭りが行われる街』というものがありました。

人々の争いの最高潮を迎え広大な砂漠と化した世界。 人々の半分は死に絶え、もう半分は機械化の人造手術により生き長らえる選択肢を選んだ。 新たな人類には「メモリギア」と呼ばれる歯車が…

タイムマシンの黎明期、巨大な装置を駆使して国際的プロジェクトが動き出す。ホモサピエンスの最初の女性「イブ」を実際に見つけるのだ？、だが最初に過去に飛んだ隊員は帰らず、もとの時代で…

人間はどんなに苦しく、辛い状況でも、幸福な夢を見る時だけは心の平安が訪れる。 この世界では夢こそ真の幸福なのだ。 しかし、幸福な夢を餌とし、むさぼり、人間に取り付く悪魔がいる。そ…

ラプラスの悪魔が実現された近未来。人々の幸福は、それでもまだ多様化していた。 専門学校で英語を教える講師ユミは、機械信奉主義に疑問を抱き、異なる方法論「ディヴィ・メディエーション…

巨大宇宙戦艦内で信介は朝昼晩、病気でも無いのに大量の薬を服用している。 そう、彼は薬に依存した生活を送っている。 そして、今宵。 信介は最高の薬と出会う。 果たして彼は真の幸福…

※ 2021/4/17 改稿版 公開 【殺伐感情戦線：第19回 お題「幸福」】 　”私”は就活をサボり親の脛をかじりながら漫然と日々を過ごしていたが、周囲が移ろうのに焦燥を募ら…

13年振りに再開した僕と彼女は、過去の約束を果たすべく、一つ屋根の下でともに生活するようになる。穏やかで幸福な日々。小鳥の囀りと月の光。様々な事象が絡み合い、混ざり合い、溶け合っ…

【スピンオフ第2弾「業火」完結】 ※本作は中編小説集です。見出しごと、独立した別個の物語になっています。 高度医療化社会として生まれ変わった未来の東京――否、《東都》。 理…

　遥か未来、「電脳」と呼ばれる、人間の手を介さずとも真の意味で学習し、自らの四肢や別個体を生産し、人類にとってより良い世界を自動的に作り上げるコンピュータ群が、“統治システム”と…

地球は、感染症が蔓延り、生物の住めない星となり果てた。その中で生き残った2人であり、幼馴染である宇宙飛行士の大空　青（おおぞら　あお）と、生物学者の皇　星羅（すめらぎ　せいら）は…

※本作品は他の小説投稿サイト様でも公開しております。 　二〇一九年。日本の年号が変わった最初の夏。梅雨がやってこない、高低差の激しい町での物語。 　町には水害の影が迫る。空模様…

これは、人とMIH（多目的人型インターフェース）が共存する、少し未来のお話。 二〇××年、技術の発達にともないAIに人権が認められた。 それから8年。MIHが人口の18%を占…

世界最適管理Ai“ユグドラシル”には人々を救う使命と共に人間が人間である理由を探す使命があった。 ユグドラシルは長年人間が人間である理由を見つけられなかったが、“とある人物”の助…

「一度、死なせちゃってごめんね。なんでもするから許して！」 ユウキが目を覚ますと、そばにいた少女スズランに、彼女が起こした宇宙船事故によって重傷を負ったのだと教えられる。 死…