「寄稿」を含む小説

約10年ほど前に、友人のケモ同人誌に寄稿した作品を少し手直ししたものです。 以前某投稿サイトに載せていたのですが、退会と同時に全部破棄したと思っていたのが思わぬところから発掘され…

格差も個性も消え去りそうになるぐらいに発展し過ぎた二十三世紀。だが、最新兵器が一切効かないモンスターが突如として世界中に大量発生してしまう。モンスター達に唯一対抗できる手段は魔法…

空が荒れ模様なある日、ダウナーな女子大生が洗濯物を取り込むためにベランダに出ると、突然現れた『きらきらふわふわ』な姿の少女に話しかけられた。そして少女は、女子大生を驚かせに来たの…

フランス留学中に出会ったマリーとの恋愛、イスの都の伝説を軸に「書く」ことと「読む」こと、またその「作者」と「読者」、「作品」と「作者」の関係をめぐる罪や恥、悲しみやおそれを描いて…

魔女狩りが頻繁に行われる中で、ひとつ奇妙な話があった。 処刑される“魔女”の中に、たまに笑う者がいるというものだ。 狂ったように、嬉しそうに、魔女は笑うのだ。 それは、何故？ …

※『民族・無国籍風ハイファンタジイアンソロジー企画：Nova Horizonto』に寄稿した作品の再録となります。アンソロジー主宰者様のご了解済みです。 海と龍の星、アルマナ…

清朝風の世界観を下敷きに、太后の戯れに翻弄される女官と宦官のお話です。 宵さん主催『中華創作撰輯―酔―』に寄稿させていただきました。 ウェブ転載にあたって軽微な調整を入れてお…

2020年8月、コロナ禍の盛夏。 30歳フリーターの坂城は家に引きこもり、自粛生活を密やかに満喫していた。 その異例なお盆休みの最中、失業の危機に瀕した大学時代の女友達 中嶋から…

■あらすじ 死んでしまった親友を抱いて、日々を無目的に過ごすヒトコブラクダのフレンズ。 現実を否定し、避けられない運命をも見えないふりをして拒否し続けてきた彼女の前に現れたのは、…

ようやっとあこがれの運転席に座ることができたニホンオオカミ。師匠とともに運転する列車は無事に終着駅にたどり着けるのか？

獣にヒトの姿を与える、万物の劣化を遅らせる、気候や大地にまで影響を及ぼす等――無数の力をもった未知の物質――サンドスター。 そしてそのサンドスターの力で成り立つけもの達の楽園、ジ…

同人誌「Ａｉｒｍｙｓ 非実在探偵小説研究会 ２号」に寄稿した短編を若干改訂。

――暗闇にぽっかりと浮かぶ生白い首筋に、剃刀の刃を当てた。 花街の片隅、水揚げを控えた私のそばには、いつだって幻蝶の姿があった。 美しく奔放で艶やかな彼女を、私は疎んで、妬んで…

薄暗いサイバー都市。 ションフという青年は、とある依頼を持ち込むためクラッカー（ハッカー）を訪ねる。 薬中のクラッカーはのらりくらりとした態度でそれを出迎えるが―― 「美形が鼻…

新聞記者の北原美奈は、若手政治家を紹介するコーナー「みらいの声」に寄稿しないかと、新民党議員・南れい子に提案した。 100倍返し…ならぬ(あの名作を)100倍希釈したような社会…

原案—ミヤシタ桜 寄稿—縋十夏

某所アンソロジー寄稿作品含めこれまでに書き綴った掌編を詰合せしました。 基本は4000字未満です。5000字以上は独立させています。 文学的恋文と称された掌編に始まり、SF（少し…

ちくわぶ使い・九十九に才能を見出され、彼の弟子となった不良少年・ハジメの物語。 ※ちくわ部によるちくわぶアンソロジーに寄稿した作品ですが、新型コロナウイルスによりイベントが中…

その一族には奇妙な風習があった。 とある年になると、長男を「旧支配者様」を生贄にささげていた。 生贄となる少年は真実にたどり着こうとしていた。 アングル様のランダムキーワード大…

「僕は、タピオカは、絶対に飲みに行かない」妹にそう宣言したのが、昨日の夜のこと。 「お兄さん、一緒にタピオカを飲みに行きませんか？」妹の友人にそう持ち掛けられたのが、今日の午後の…