クトゥルフ系作品としての雰囲気が凄く良かったです。全体的な悲壮感と不気味な世界観の塩梅が良く、これぞまさしくクトゥルフ神話といったかんじ。前半の子供視点も面白かった。クトゥルフの中でもかなりラブクラフトの世界観に近くてとても嬉しい。夢で見たことを書いたという点もgoodですね!
クトゥルーの邪神を信仰し、代々生贄を捧げてきた家の子供に起こった一つの悲劇の話。文章量が少なく、あっという間に読み切れるが、最後の胸糞悪さ、不気味さがすごいです。
見事なまでに救いのかけらもありません。これぞクトゥルー神話、っていう感じです。