
小説を書くとき、何から始めればいい?
12月1日(月)よりいよいよ、「カクヨムコンテスト11」の応募受付が開始されます。
これまで何度かチャレンジしている方、初めてチャレンジする方、中には長編小説の執筆自体が初めてだという方もいるでしょう。
そんな時、真っ先にぶつかるのが「何から始めればいいかわからない」という悩みです。
プロット作りから着手すべきなのか、キャラクターから仕上げるべきなのか、見せ場から考えるべきなのか……。
そこで、カクヨムでの執筆経験もお持ちの人気作家のみなさんに「第1話を作り終えるまでに、どのような工程を踏んでいるか」についてインタビューさせていただきました。
今回お話を伺うのは、ファンタジア文庫より『公女殿下の家庭教師』を刊行している七野りく先生。
11月20日(木)には『公女殿下の家庭教師21 誓遂げし月鍵』も発売されました。
インタビューを読んで気になった人は、ぜひチェックしてみてください!
インタビュー本編
年表を作り、世界観に奥行きを持たせる
――自己紹介をお願いします。
七野りく先生(以下「七野」):七野りくです。第3回カクヨムコン、異世界ファンタジー部門で大賞を受賞させていただきまして、デビューしました。
それ以来、専らファンアジア文庫様で作品を出させてもらっています。
――さっそくですが、七野先生は作品を書き始める際、まずは何から着手されますか。
七野:とにもかくにも、イメージすることから始めます。
どういう世界なのか? どういう人種、生物がいるのか? 宗教体系は? 技術水準はどの程度か? 何が問題なのか?
「いけそう!」と思えれば、先へ。「難しいかも?」と感じたら、メモだけ残して(※後々、解決案を思いつくかもしれないので)次の案へ。
――そこからどのように膨らませ、他の要素を検討していくのでしょうか。実際に書き始める直前までの具体的な工程を伺えると幸いです。
七野:基本的には、主要キャラを決め、次いでざっくりとした年表を作成します。
これは
- 主人公達が生きている時代の前後に何かが起こった
- その帰結として『今』の世界が形作られている
と考える為です。
物語内で全てを語ることは難しいかもしれませんが、奥行きは持たせられるのではないか、と思っています。
※この作業で詰まる=物語としてのポテンシャルに乏しいのかも?
※基本的にはとても楽しい工程です。
ここを乗り越えられたら、
- 各キャラ設定
- 舞台となる国・都市・街
等の細部を詰めていきます。
本格的プロット作成は更に後です。
▲『公女殿下の家庭教師21 誓遂げし月鍵』イラスト。
第1話は簡易に、かつ面白く
――実際に書き始めるとき、作品冒頭(第1話)ではどのようなことを意識されていますか。
七野:出来るだけ本筋は簡易に。それでいて面白く。
大変難しいですが……これが全てだと思っています。未だに毎巻悩みます。
物語独自の用語を冒頭に持ってくるのは、余程の理由がない限りはお勧めしません。
――作品冒頭(第1話)の執筆後は、どのように続きを書いていきますか。プロット通りに進めていく、アドリブやライブ感を大事に1話1話を盛り上げていくなど、意識されていることがあればご教示ください。
七野:基本的にはプロット通りに書いていきますが……途中「こっちの方が面白くなる」と思えば、即変更します。
キャラも勝手に動き回りますし、プロット通りに書き上げたことはないと思います。
――「カクヨムコン11」に挑む作者の方々にも、大きなヒントになったと思います。ありがとうございました。
ぜひこのインタビューを参考に、自分なりの書き「始め」方を見つけていただければ幸いです。
「カクヨムコンテスト11」は、12月1日(月)より応募開始です。ふるってご参加ください!



