概要
「もうお前ら付き合っちゃえよ」が届かない
これは私が、主の愛の営みを目撃するまでの物語——。
人がまだ魔法へは到達していない時代。
数百年の眠りから目覚めた伝説の魔剣・フラガラッハは、無口な武術家・ゼウに拾われたために、食材をカットする包丁代わりに使われるという冴えない毎日を送っていた。しかも、魔力の素養がないゼウにはフラガラッハの言葉を聞くことができない。
魔剣の唯一の楽しみは、ゼウとその想い人・イリアの恋愛模様。あれこれ届かない口を挟みながら、討伐祭の当日、フラガラッハとゼウはとある陰謀に巻き込まれて……。
人がまだ魔法へは到達していない時代。
数百年の眠りから目覚めた伝説の魔剣・フラガラッハは、無口な武術家・ゼウに拾われたために、食材をカットする包丁代わりに使われるという冴えない毎日を送っていた。しかも、魔力の素養がないゼウにはフラガラッハの言葉を聞くことができない。
魔剣の唯一の楽しみは、ゼウとその想い人・イリアの恋愛模様。あれこれ届かない口を挟みながら、討伐祭の当日、フラガラッハとゼウはとある陰謀に巻き込まれて……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!剣は剣として使われたい
恵まれない生まれの主人公が、魔剣と共に周囲の幸せのために戦う異世界ファンタジー作品です。
魔獣が倒れ伏した際に溢れるエーテル。これを利用することによって人類は目覚ましい発展を遂げました。
主人公はそんなエーテルを集める狩人であり、永きを生きる魔剣に選ばれた英雄でもあります。
けれど意志持つ魔剣の役割といえば、もっぱら食材を切り分ける包丁代わり。
選んだ相手が武闘家であったため、戦いに使用されることが無かったのです。
それでも魔剣は主人公を見捨てません。世界のため、そして人の営みを深く知るためには彼は欠かせないのだから。
世界の危機と淡い恋模様が魅力の作品です。
ぜひ読んでみてく…続きを読む