概要
何言ってるんですかおじいちゃん。魔法はもう食べたでしょ?
老人ホームに入所している96歳のおじいちゃん。年相応にボケてはいるが、ときたま意識明瞭になると、かつて自分は世界を救った大賢者だと言い張っている。当然、誰も相手にしないが、オムツを交換すると「水魔法が暴走した」と言い、お風呂がぬるいとなにやらもごもご言っては風呂の温度が上がって火傷する。そんなおじいちゃんに話を合わせた介護士が、「じゃあ、オレに魔法を教えてください」と頼んだところ‥‥‥?
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