概要
「このカメラで撮るのは、忘れたくない景色」
高校二年生の夏、太陽のように眩しい石川陽菜。生きる世界が違う彼女が、突然声をかけてきた。石川陽菜は自他ともに認める美少女で、明るくリーダーシップのある性格からクラスの中心人物。つまり、地味で根暗な高瀬統也とは無関係の存在だ。「ねぇ、わたしのことを撮ってよ」と高瀬統也が持つフィルムカメラを指さし言う。その頼みを断れなかったのは、孤独に生きてきたことによる弊害だ。そうして高瀬統也と石川陽菜のカメラから繋がった関係が始まる。
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