概要
『地の文の君』は「会話文の私」に何を求めてるの?
39歳の七瀬睦美は、過去の経験から色々なものを失ってしまい、人間不信の真っただ中。そんな睦美も超保守的な生き方をする事で、今をそれなりに楽しんでいる。ただ、一つだけ他の人には言えない秘密がある……、それが語りの声の存在だ。
今を守ることに尽力してきた睦美に、次々と襲い掛かる変化という名の希望と絶望。
変わることを恐れていた睦美が選択した生き方は、惰性で生きることからの卒業だった。
今を守ることに尽力してきた睦美に、次々と襲い掛かる変化という名の希望と絶望。
変わることを恐れていた睦美が選択した生き方は、惰性で生きることからの卒業だった。