はしりがき

作者は、自らの覚書が一番の目的で、これを始めたはずだ。
たとえ反応がなくとも、これを続けていこうと。
私の作品にも、心当たりがある。

でも、自分の中だけで完結させるつもりがないから、
公開するのであって、
時に本文よりもボリュームのある読者のコメントがついて、
そこに返信も加わり、作品の練度が増していく。
WEBならではの文芸作品。

★は、完結済み作品に与えるべきものと考えてきました。
だが、今回、改めて初回から通して拝見したところ、
見逃していた、新たな気づきも発見。
まさに継続は力なり。
連載中ではありますが、一区切りとしてレビューさせていただきました。
今後の更なる展開に期待いたし…続きを読む

って断言出来る位に沢山の読書感想文を残してしまった。

『はしりがき』と云う題名がシックリする、共感出来る回が満載の、若々しく瑞々しいエッセイ本。

最新作では、
今日行われている、
大学入学共通テストに望む、
受験生のリアルな心の声を聞くことが出来ます。
1行詩みたいに面白い！

ときに思い切りよく書いた短文のほうが練った長文より後に情景を思い起こしやすいものになっていたりする。
あるいは、情景はわからなくともなにを言いたいか、なにに注目しているかが伝わることがある。
詩情への共感ってそういうもの。

大変よろしいと思いますよ。