概要
謎解き×ときめきで贈る、冤罪令嬢と子犬系美麗王太子の甘々溺愛ミステリー♡
男爵令嬢フィファニー・ホワードは、十七年前、森で迷子の少年――不可解な状況で誘拐された王太子を保護したことで、王太子誘拐の冤罪をかけられる。
一方的な決めつけで「攫いの魔女」のレッテル貼られた彼女は、冤罪を立証する機会もないまま、罪人を幽閉する氷壁の塔にて、氷漬けの終身刑を受けることになってしまったのだ。
――それから十七年。
もう二度と目覚めることはないと眠り続けていた彼女は、一人の青年により目を覚ます。
輝くばかりの金髪と、紺碧の瞳が印象的な青年は、あのときの王子様……。
永い眠りにより、いつの間にか大人になった少年は、ようやく彼女の冤罪を立証できたと、フィファニーを助けに来た
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!十七年越しの恋、王子の溺愛が変態まがいになってます!
五歳の王子を攫った罪で氷漬けにされた魔女フィファニー。
実は攫ってもいなけりゃ魔女でもない、全くの冤罪です。
当の攫われた王子が魔法使いを従えて彼女を救い出したのは、彼女が氷に封印されてから十七年後。
身体は若いままですが、起きたら三十四歳の老嬢であることにフィファニーはショックを受けてしまいます。
そんな彼女に恋する王子がせっせと口説きますが、フィファニーは全く相手にしません。そりゃ、眠りに着く前は彼は五歳児だったのですからね。
しかし、王子はめげません。一緒にお風呂も入りたい!でもそれを本人に言ってはいけません(笑)
変態まがいの溺愛で、フィファニーの心を振り向かせようと頑張ります…続きを読む - ★★★ Excellent!!!相容れないと思われた二人がどう惹かれあって行くのか気になります!
丁寧に書かれた文体での舞台背景や情景描写のおかげで、スムーズに話の中に入っていくことが出来ました。
キャラクターも魅力的で、屈託のない感情表現がその個性をさらに強いものにしてくれていて、ついつい感情移入してしまいます。
ストーリー自体もプロローグで一気に興味を引き付けた後、迷わずにその伏線を回収し、その後の展開で新たな伏線と、いい塩梅での回収を繰り返していて飽きさせません。
話の中心にいるフィファニーとイルキュイエという二人の行く末を見守りたくなるような気持にさせてくれます♪
今からでも遅くないので、是非ご一読頂きたいと思った作品でした! - ★★★ Excellent!!!幾重にも重なる謎。冤罪を受けた令嬢への王子様の溺愛は、制御不能!?
当時五歳だった王太子を風魔法で攫った、という冤罪により氷壁の塔での氷漬け(!)、という終身刑を受けることになってしまった男爵令嬢フィファニーが主人公です。
フィファニーは当時、たった十七歳の少女でしたが、十七年後に目覚めた時には、五歳だった王太子は二十二歳の美しい青年に成長……。
当時子どもだったイルキュイエからの、斜め上からのおかしな溺愛に戸惑うフィファニーとの攻防に笑いを誘われながら、物語はいくつもの謎に突き当たり、フィファニーとイルキュイエの前に新たな事実が開かれていきます。
ドラマティックな運命に翻弄されるフィファニーですが、素顔は、十七歳からの、令嬢として一番輝くはずだった時…続きを読む - ★★★ Excellent!!!時を超えた出会いの先に待つものとは
主人公の男爵令嬢フィファニー(17)は当時五歳の子どもを保護したことで誘拐の冤罪を着せられてしまう。
後にその子どもはイルキュイエ王太子と判明し、攫いの魔女というレッテルを貼られ、氷漬けの終身刑に処されてしまうところから物語は始まります。
あれから十七年の時を経て――
冤罪の立証がなされ、氷麗の眠りから解かれたフィファニーは王太子との再会を果たすのですが、解放された経緯に実はもう一つ事情あるのだという。
その理由とは――
そして、言葉の裏に隠された本当の真実とは――
謎が謎を呼ぶ様々な張力で張られた緩急たる伏線が、あなたを物語の迫真へといざなう。
ミステリーにほのめかされた彩り…続きを読む