第20話 オークエンペラー

「オークエンペラー、、出る時間夜、場所は北の森、、これにしようか。」

とベットの中で読んでから、こっそりと出る。

「暗視。」

闇魔法を発動して、周りを見れるようにする。

「えっとこの辺か、、」

と来たのは北の森にある泉。ここで泉の水を採取しているときに守護者として出てくる。

かといってこの泉、大切というわけではなく水より少し性能が良く、少しだけ上のものができるだけである。

世界にはもっと良い水源もあるので、ここは放置。ギルド側もS級を雇うほどの余裕がないから、民間に任せているらしい。

外に出る危険はなく、脅威度はない。倒した時は首を持ってきて欲しい。

、、らしい。特徴もあるので持っていて正解だったな。

「じゃあ取りますよー」

と泉に近寄ると、

ガサガサと茂みから音がする。来たな!

「オーク、、」

確かに普通のやつとは違うな。

「ブラックホール」

だがそれを危険だと察知したのかそこから距離を取る。

走りながら斧を振り回して、その斬撃がこちらまで飛んでくる。

「ファイヤーバレット!」

火の玉を生み出し、それを放つ。

だが傷一つもつかない。

「なら!エクスプローション、、改!」

爆発!

どうなったかは煙で見えな、、

「ビュン!」

おっと、、木を伝ってきやがった、、

「弱体化。速度低下。闇掴み。」

一瞬だが動きが止まる。

いまだ!

「ブラックホール3個!」

ギギギッ、、ちぎれない、、

だが動くことはできない。

じゃあ10個?

「ギギギッ、、」

固いな、、、なら11!

ブチ!フュン!

、、、ノーコメントで。

スキルを選択してください。

来たね!期待できるな、、

と二つよさそうなものがあった。

1つは怪力(特級)

そしてもう一つは身体強化(特級)

怪力は攻撃力を+5000。でかいな、、

逆に身体強化は全体を1000。HPは1500、、、

身体強化の方がいいかな、、

攻撃力はまぁまぁ自信があるし、それ以外を上げた方が良いような気がする。

上がるステータスが500上であることもある。

「よし!これで!」

***

名前 佐藤 健二

LV 71

種族 ゴブリン(変身中)

称号 [蠱毒の勝者][ウルフの討伐のプロ][スキルを多く持つ物][Cランク冒険者][闇使い(職)][危険モンスター]

HP 18000(+1650)→19650

MP 700(+600)

闇MP 800


攻撃力 1780(+2200)→内訳怪力(+550)→爪研ぎ

防御力 950(+1100)

素早さ 300(+1100)

賢さ  450(+1100)

運   450(+1300)

【スキル】

[俺呼び]怪力(上級)、全言語理解(上級)、スキル吸収(初級)、魔導士(火、中級)、(地、初級)、身体強化(特級)、爪研ぎ、肉食、浮遊、中風(少し風が強くなり、5回打つことができる)、最後の足掻き、地中潜り、クリティカル率上昇、毒、アイテムボックス、雄叫び、毒飛ばし


アイテムボックス内

•遅延の剣 •魔法の杖 •こん棒 ・危険の本 残り6個

***

よしステータスも上がって、、、てあれ?

ききききき、、、危険モンスター!?

これってまさか終われてしまうパターン??

はぁ、、とりあえずあいつの武器をもらおう。


・オークエンペラーの斧

魔力を乗せると斬撃が簡単に出せる。


よし。とりあえず、、ボックスに入れておこうか。

とアイテムボックスに追加する。


アイテムボックス内

•遅延の剣 •魔法の杖 •こん棒 ・危険の本 ・オークエンペラーの斧 残り5個


よし。じゃあ今日は帰ろ、、、

とそこにいたのはゴブリン。

そして見たことがある。

、、、危険の本で。

「お前、、、なんだ?」

喋っている?

「こんな強いやつ俺以外にいない、、お前嫌い。お前ピーす。そしたら俺王。」

やばい雰囲気だ。

確か俺攻撃できないんだよな、、でも向こうはできると、、、

逃げよう!

そして逃走劇始まる。

***

「危険モンスターがやられたそうだ。」

と呟く。

「本当ですか?」

「そうじゃ。」

「人間ですかね?」

「違うのぅ。この反応はモンスターじゃ。しかも人間に化けている。」

「はぁ、、また強いのが現れたんですね。」

「だが喜べ。いまそやつは北の森の中で一番強いコブリンエンペラーにおわれとる。」

「それでやられたら良いですけどね。」

「そうじゃな。姿は見えないが人間になっている。もし生きていれば厄介じゃな。」

「変身できるとなれば、、スライムですか、、」

「今、もう1人上がっているスライムであり、超危険の通称ゴットスライム。とやらも出てきてるな。」

「ですね。全く、、スライムが最強ってどういうことですか?」

「多分転生者、、とかかな?」

「はぁ、、」

「現在で召喚が行われている。北が25名。西が15名。南が8名。東が5人とな。」

「ですね。」

「だが全てが人間とは限らない。」

「まぁ、、、少しだけあり得ますね。」

「500年生きてきて、ようやく面白い話がきた。」

そして立ち上がる。

「久々に外にでも出てみるか、、」

ゴキッ!

「いたたたた!」

「、、、」

「やっぱりもう少し裏にいよう。」

まだ健二が有名になるのは後のことだ。

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