第25話

「ビュビュビュ!」

敵を串刺しにしていく。

「スキルを使うな!!」

早くフェンリルに、、

「一つだけ!」

ということでフェンリルの場所に来た。

「、、、まさか成功させるとは。」

というのはフェンリル。

「ではモフモフを、、」

「おう!フェンリルじゃないか。」

と叫ぶのは槍、、トンガリ。

「あなたは、、トンガリですか。」

と呟く。

「え?こいつって有名なの?」

「はい、、ざっと300年前の時に、槍王の持っていた槍です。」

300年前?

「今のうちに言っておきましょう。この転生は1000年前から行われているのです。」

1000年前、、、

「まあそのうちでも四天王を倒したのは8回程度ですが、、そのうち3人は私を神獣としてまわってくれましたね。」

四天王を倒したのは100年だけではなかったのか。

「まぁこの話はいいじゃないですか!目的の、、」

「わかりましたよ。」

と面倒くさそうに、こちらに近づいてくる。

そしてしゃがむ。

「ここまでは読み取れますが、ここから何、、お!」

飛び乗る。

フサフサとした毛。その毛は体の全てを包み込んでくれる。

人形とは別格。大きくなっても人形と寝ていたが、これまでこんな感覚になったことはない。

安心ができる。気持ちがいい。さらさらしていて、、

手を動かす。良い音と共に、さらさらとした感覚が包む。

体全体を動かす。

「極楽ぅ、、、グエッ!」

と急に落とされる。

「すみません。変な感覚がしたので、、つい。」

、、まあ十分に味わえた。

ここから10年はこの感覚を忘れないだろう。

「はい。ありがとうございます。」

とお辞儀をする。

「では!」

と帰ろうとするとフェンリルは口で服をかみ、自分の方に引き寄せ、あげる。

「なんで帰ろうと、、??」

「、、、え?」

「自分だけいい気持ちをして帰る、、?ちょっとそれは、、ね。」

圧。

「ででっでも!倒したじゃ、、」

と上から雷が落ちる。

この感覚、、最近味わっ、、いや今日、さっき味わった、、

ニコ。

表情はあまり読み取れないが、わかる。

「わかりました。」

一晩にして2回の敗北を味わった。

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